新潮文庫<br> 磔の地

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり

新潮文庫
磔の地

  • ウェブストア専用在庫が4冊ございます。(2025年10月16日 15時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 576p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102409817
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

ルイジアナ州アイビーリア郡。刑事ロビショーのもとに、かつて私刑により父親を磔殺された写真家ミーガンが訪ねてくる。窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されていると訴えてきたのだ。真相を探るうち、件の囚人の妻の自殺、レイプ犯らの殺害と、様々な悲劇が表面化し、かつての磔の惨劇へと結びつく……。米南部ミステリーの巨匠が犯罪小説に文学性を吹き込んだCWA最優秀長篇賞受賞作!


【目次】

内容説明

ルイジアナ州アイビーリア郡。刑事ロビショーのもとに、かつて私刑により父親を磔殺された写真家ミーガンが訪ねてくる。窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されていると訴えてきたのだ。真相を探るうち、件の囚人の妻の自殺、レイプ犯らの殺害と、様々な悲劇が表面化し、過去の磔の惨劇へと結びつく…。米南部ミステリーの巨匠が犯罪小説に文学性を吹き込んだCWA最優秀長篇賞受賞作!

著者等紹介

バーク,ジェイムズ・リー[バーク,ジェイムズリー] [Burke,James Lee]
1936年、テキサス州ヒューストン生れ。ミズーリ大学で学士号及び修士号を取得。’65年にHalf of Paradiseで作家デビュー。’87年発表の元警官デイヴ・ロビショー・シリーズ第1作『ネオン・レイン』が話題となり、第3作『ブラック・チェリー・ブルース』でMWA最優秀長篇賞を受賞。第10作『磔の地』(’98年)でCWAゴールド・ダガーを、別シリーズ作品『シマロン・ローズ』(’97年)とシリーズ外作品『破れざる旗の下に』(2023年)でMWA最優秀長篇賞を受賞

吉野弘人[ヨシノヒロト]
山形大学人文学部経済学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

480
癖の強い人物が次から次へと出て来て、本筋の事件に関係あったりなかったり、落としどころがよくわからないまま終わったな⋯と思っていたら解説読んで吃驚のシリーズ十作目。そうなってくると話は別で、他も読んでみないことには判断つかない点が多し。終わり方が綺麗で、抑制のきいた一人称もかなり好み。ひょっとすると大好物な部類なのかもしれない。アメリカ南部のリアルな空気感を知らないと嵌まれないタイプの作品なのかという懸念もあるが、折を見て他作品も読もうと思えるだけの引っ掛かりはある。それ次第で評価はまったく変わりそう。2025/10/04

maja

20
刑事ロビショーのもとに今では社会派の写真家として活躍するミーガンが現われる。拘置中のある男が看守から虐待されているという。が、彼女は何らかの理由でロビショーを必要としていて・・。歴史や風土を窺いながら、ロビショーの心情とともに描かれていく現在・過去の事件が錯綜する登場人物たちのドラマが印象派の絵画のような南部の情景描写に重なっていく。熱量にあてられて把握できないまま読み終えてしまったところもあり。 2025/09/21

わたなべよしお

16
ロビショーさんに会うのは、四半世紀ぶりかなぁ。シリーズ初期の作品は大好きで読んでいた。ロビショーは相変わらず堅苦しくて、ハードボイルド、作品も抒情性に満ちている。米国南部の暗い歴史をも語りつつ「土地」そのものを描いているとも言えそうな作品だ。それにしても、話を複雑にし過ぎたかなぁ。じっくり味わうべきだとは思うけど、一度、普通に読むだけで、全体を堪能するには厳しい中身になっている。とはいえ、バークさんの作品は、もっと翻訳してほしい。2025/10/13

pulp

15
ルイジアナ州、過去にリンチで磔にされて殺された運動家の娘で、今は写真家になったミーガンが、刑事のロビショーのもとにやってくる。拘置中の知り合いの黒人が看守に虐待を受けているというのだ……。ミステリとして読むと、複数の出来事が並行して進行するので、なんだか焦点がぼやけてしまった印象。結構複雑なプロット。私には難物だった。読み進めるのになかなか苦労したが、情景や心象の描写が濃いので、そういうのが好きな人向きかな。犯罪を描いてはいるが、これはアメリカ南部を舞台にした文学として、じっくり読むべき小説なんだろう。2025/08/06

Katsuto Yoshinaga

11
濃厚で、文学性が高い犯罪小説。私刑により父親が磔死された女性写真家が、妻が自殺に追い込まれた黒人が拘置所で不当な虐待を受けていると。保安官事務所の刑事に訴える。真相を探る過程で、レイプ犯の殺害、女性写真家の弟と胡乱な映画関係者、町のセレブリティ、サイコパスな香りが強い姉弟の友人、過去の労使紛争と陰惨な事件、といった重苦しい事象が描かれる。その描写がいちいち細かく、登場人物が多く、一文ごとの情報が多い。重厚と言っていいが、冗長な点も否めない。翻訳小説が苦手でなく、じっくりと読みたい方にはおすすめの一冊。2025/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22755667
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品