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新潮文庫
最後の陪審員〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102409244
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

「おれを有罪にしてみやがれ。いいか、おまえたちをひとり残らず仕留めてやるからな」不気味な言葉を残して男は法廷を去った。犯人は「逮捕されたためしがない」有力一族の一員。ウィリーはいつしか一族全体から敵視されていた…。そして小都市クラントンは再び震撼する。鍵を握る陪審員たちの連続殺害事件。残るはひとり―。圧倒的な筆力が生む骨太のサスペンス、絶妙の終幕。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

58
この作品の魅力は主人公・ウィリーに尽きますね。しっかりと筋の通った正義感・使命感があるものの、かと言って真面目過ぎないという性格。信頼される人物になるのも納得です。それにしてもまさかの展開でした。成程、布石としてはあったわけですがそうくるとはなぁ。「最後の陪審員」というタイトルは秀逸だと感じました。仮釈放制度など様々な問題を作品の中心に据える辺りやっぱりジョン・グリシャムだなぁという作品でした。2023/10/27

Kiyoshi Utsugi

30
下巻を読んで、実は3部構成になっていたことを知りました。第二部と第三部が下巻になります。 第二部は、タイムズ社の社主であるウィリー・トレイナーのまわりで起きる出来事なのですが、ちょっと唐突感があります。最後になって実は繋がっていたことが分かるのですが… 第三部になって、強姦と殺人の罪で終身刑となって刑務所に収監されていたダニー・パジットが九年後に仮釈放されます。 仮釈放された途端に、当時の陪審員が連続して殺害されるのですが、12人の陪審員全員が殺害されるのか、犯人は仮釈放されたダニー・パジットなのか…2021/01/25

Kitinotomodati

5
『評決のとき』みたいなカタルシスはないのだけど、静かな幕切れに満足して読み終える。 2020/06/06

のりべぇ

3
下巻の半分くらいから、サスペンスとなってきました(リーガルサスペンスとは言い切れないと思う…)。終わってみればわずか十年のこと。主人公の成長が大きくもっと時の流れがあった様な気がします。ミス.カリーとの交流による主人公成長の物語と認識してました。悲しけど良かった…2016/05/06

たぁ。

2
70年代のアメリカ南部って、まだこんな感じだったんですね。いつものグリシャムというより、大河ドラマでした。上巻では、なかなか読み進められず、七転八倒してたのですが(何度、あきらめようと思ったことか)最後まで読んでよかった。いい終わり方でした。2013/07/01

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