新潮文庫<br> 母親になって後悔してる

個数:
電子版価格
¥1,045
  • 電子版あり

新潮文庫
母親になって後悔してる

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月29日 06時37分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102407417
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

もしも時間を巻き戻せたら、母になることを再び選びますか――? この問いに「ノー」と答えた23人の女性たち。そのインタビューから明らかになったのは、社会が暗黙のうちに強いる性別役割と同調圧力、そして封じられてきた母親の苦悩や不安だった。子どもを愛している。それでも、母ではない人生を願う。「存在しない」ものとされてきた思いを丁寧にすくいとり、各国で大反響を呼んだ一冊。

内容説明

もしも時間を巻き戻せたら、母になることを再び選びますか―?この問いに「ノー」と答えた23人の女性たち。そのインタビューから明らかになったのは、社会が暗黙のうちに強いる性別役割と同調圧力、そして封じられてきた母親の苦悩や不安だった。子どもを愛している。それでも、母ではない人生を願う。「存在しない」ものとされてきた思いを丁寧にすくいとり、各国で大反響を呼んだ一冊。

目次

1章 母になる道筋
2章 要求の多い母親業
3章 母になった後悔
4章 許されない感情を持って生きる
5章 でも、子どもたちはどうなる?
6章 主体としての母

著者等紹介

ドーナト,オルナ[ドーナト,オルナ] [Donath,Orna]
イスラエルの社会学者・社会活動家。テルアビブ大学で人類学と社会学の修士号、社会学の博士号を取得。2011年、親になる願望を持たないユダヤ系イスラエル人の男女を研究した初の著書『選択をする:イスラエルで子どもがいないこと(Making a Choice:Being Childfeee in Israel)』を刊行。『母親になって後悔してる』は’16年に刊行されるとヨーロッパを中心に大きな反響を呼び、世界各国で翻訳された

鹿田昌美[シカタマサミ]
国際基督教大学卒。女性と家族を主なテーマとし、幅広い分野の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁Lei❁

12
私は昔からぽぽちゃん人形などに興味がない人間でした。本書では、そのような「根本的に、最初から、母親になりたくなかった」(たとえ経済的状況や環境が整っていたとしても、はなから母になる気はない)という意見がしっかり掬われておりホッとしました。「将来子どもがいないと後悔するぞ」なんて、まるっきりでたらめの脅迫なんですね。いま知ることができてよかった。この本は、実際に母親である人を癒すと同時に、ライフステージの移行に直面して悩んでいる人の羅針盤にもなると思います。自由で主体的な選択をするためにとても役立つ本です。2025/05/27

酩酊石打刑

8
最近は二人の子どもが、自分の子だったんだと思うことがある。何とも無責任なと詰られそうだが。どうもわたしは、共に生活をしている妻の子どもだという迂回した理解しかできない。フェミニストから非難されそうだが。またわたしの母親はいつまでたってもわたしを母子関係としてしかみていなくて鬱陶しく感じたことがある。それぞれの依存をなくし自立することが必要だと思ってしまう。しかしながら、〈母親〉という呪縛に縛られた女性たちの問題は複雑だ。それを細かく丹念に概念化することなく、長年寄り添って考察している著者の姿に感服した。2025/06/11

てくてく

5
日本よりもある意味で子を持つことへのプレッシャーが強いのであろうイスラエルにおいて、母親になったことを後悔している女性へのインタビューを通じて、母になった後悔についての個人的・社会的意味を考察した書。「子どもなんて嫌いなのよ」という言葉を聞いて育った私には、その母の言葉が何度も頭の中に響いて辛い読書ではあった。2025/06/12

バーニング

5
流し読みのような感じでざっと読んだ部分も多いが、わりと頻繁にホックシールドが引用されるのは面白かった。著者のバックボーンも社会学だが、心理学、精神分析、ソーシャルワーク、フェミニズム等々の先行研究織り交ぜながらの本なのでかなり硬派には作られている。その上で多くのイスラエルの母親の語りが収録される事で、新自由主義と資本主義の世界の中で置き場所のない感情を抱え続けていることがよくわかるのである。もっとも自分のような独身男性がこの本に手を伸ばすのは難しいだろうという感想も持ったが、内容的には男性も読むべき一冊。2025/03/13

さきこ

3
母親になって後悔している、と表明する女性たちへのインタビュー。タブー化するのはおかしい、という考えには同意だが、実の子のことを考えると、発信には慎重にならざるを得ない。 結婚しても、離婚すればいい。家を買っても、売ればいい。しかし、子供を持ったら、捨てるわけにはいかない。この不可逆性が子育ての問題を難しくしていると思う。2025/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22456648
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品