新潮文庫<br> キリング・ヒル

個数:
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
キリング・ヒル

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年05月01日 01時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102403310
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

死ぬには美しすぎる場所だった。人里離れたケンタッキー州山間の窪地で、森閑とした自然が見守っていたのは、樹木にもたれた女性の遺体。米陸軍犯罪捜査官ミックは、郡保安官である妹に不審死の捜査協力を依頼されるが、一様に口を閉ざす田舎町特有の歪んだ人間関係の壁が、彼の前に立ちはだかった……。フォークナーに比肩する硬質な文体で悲劇の連鎖を織り上げる、罪と罰のミステリー。

内容説明

死ぬには美しすぎる場所だった。人里離れたケンタッキー州山間の窪地で、森閑とした自然が見守っていたのは、樹木にもたれた女性の遺体。米陸軍犯罪捜査官ミックは、郡保安官である妹に不審死の捜査協力を依頼されるが、一様に口を閉ざす田舎町特有の歪んだ人間関係の壁が、彼の前に立ちはだかった…。フォークナーに比肩する硬質な文体で悲劇の連鎖を織り上げる、罪と罰のミステリー。

著者等紹介

オフット,クリス[オフット,クリス] [Offutt,Chris]
1958年生れ、ケンタッキー州ホールドマン育ち。TVドラマ「トゥルーブラッド」などの脚本・プロデュースを担当し、エミー賞にもノミネートされる。ホワイティング作家賞、米国芸術文学アカデミー・フィクション賞を受賞し、Country Darkで仏ミステール・ド・ラ・クリティック賞(最優秀外国小説賞)を受賞。Best American Short Storiesをはじめ多くのアンソロジーに短篇が収録され、英国の人気文芸誌『グランタ』の「Top 20 Young American Writers」に選出された

山本光伸[ヤマモトミツノブ]
1941年東京生れ。国際基督教大学歴史学科卒業後、編集者を経て翻訳家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

68
確かに硬い文体で慣れるまでとまどった。閉鎖的、銃が誰の手にもあり、強い血縁関係で結ばれ、女性蔑視が強く残る土地。その山奥で見つかった女性の遺体。担当するのは郡保安官の妹。それに協力する兄。荒々しい自然描写はハードボイルドな生き方の兄を際立たせる。登場人物にはひとくせありそうな者もいる。結末は想像できず、「えっ!大丈夫?」だったが、都市部の殺人事件とはまた違いこれもありかな。シリーズ3作まで刊行されているようなので追いかけてみたい。2023/08/04

巨峰

45
はじめは、文体に戸惑うが、それになれてくると、ページをめくる手が止まらなくなる。解説は横溝正史というが、吉田修一の「犯罪小説集」にちかいかも(この前読んだばかりなので、印象が深いのかも)。いずれにしても、どこの国も、忘れられたような僻地に住む人やその社会は、独特なのかも。かれらの行動倫理がわかりません。わからないから、興味深く読めた2023/12/12

シキモリ

26
ジェイン・ハーパー「渇きと偽り」のような過疎地域の閉塞感を題材としたローカルミステリーかと思いきや、淡白な作風のクライムノベルだったため、読了直後は物足りなさを覚えたが、少し間を置いてみると翻訳作品にしては少ない頁数(本編306頁)で抑えるべきところをきっちり抑えた意外に良く出来た作品だったことに気付く。しかしながら、同系統の作品であるタナ・フレンチ「捜索者」の豊潤さと比較してしまうと、登場人物の設定や背景が深いようでいて浅く、本編に直結しないディテール描写が必要以上に物語の尺を奪っている印象は否めない。2024/02/02

maja

21
ケンタッキー州の片田舎、丘陵地で野草を採取していた老人が誰もがよく知る女性の遺体を発見した。誰が何をしているのかは大抵の人が知るこの町。休暇で海外より帰国していた腕利きのCIDのミックは保安官である妹のために捜査に携わっていく。その身で携わっていいのかと疑問に思うが、血縁の結束が強くて誰も信用しない閉塞感のある地域の様子が窺えた。作者はアパラチア山脈裾野の旧鉱山地帯で育ったとか。このあたりの人間関係などを含めた特異な雰囲気を前に出したかったのでは。 2023/10/07

stobe1904

21
【ケンタッキーを舞台にしたミステリ】血縁者が多く閉鎖的なケンタッキー州の片田舎で女性が殺害され、別居中の妻に会うため帰郷していた陸軍犯罪捜査官のミックは事件を追い始めるが…。ミステリ、ハードボイルド、警察小説、ノワールなど色々な読み方ができる作品だと思うが、どの側面も中途半端で何も迫ってくるものがなく、またミックの行動原理がわからず、消化不良に終わった。私には合わなかったと思う。★☆☆☆☆2023/09/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21409181
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。