新潮文庫<br> アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選

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新潮文庫
アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102401439
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

廃城をさまよう天涯孤独の男。彼はそこで何と遭遇したのか(表題作)。ランドルフ・カーターは、二百年ぶりに発見された銀の鍵と共に消息を絶つ(「銀の鍵」)。冥(くら)き伝承の蟠(わだかま)る魔都アーカム。ギルマンの棲む屋根裏部屋で起きた、人智を超越した事件(「魔女屋敷で見た夢」)。唯一無二の光芒を放つ作品群から、おぞましくも読む者の心を?んで離さぬ十五編を訳出。これがラヴクラフトの真髄だ──。

内容説明

廃城をさまよう天涯孤独の男。彼はそこで何と遭遇したのか(表題作)。ランドルフ・カーターは、二百年ぶりに発見された銀の鍵と共に消息を絶つ(「銀の鍵」)。冥き伝承の蟠る魔都アーカム。ギルマンの棲む屋根裏部屋で起きた、人智を超越した事件(「魔女屋敷で見た夢」)。唯一無二の光芒を放つ作品群から、おぞましくも読む者の心を掴んで離さぬ十五編を訳出。これがラヴクラフトの真髄だ―。

著者等紹介

ラヴクラフト,H.P.[ラヴクラフト,H.P.] [Lovecraft,Howard Phillips]
1890‐1937。アメリカ・ロードアイランド州生れ。病弱で、少年期から幻想小説、怪奇小説に耽溺。30代から「ウィアード・テールズ」などのパルプ雑誌に寄稿。60篇ほどの作品を発表したが、単行本として刊行されたのは『インスマスの影』1冊のみ。不遇のまま生涯を閉じる。友人オーガスト・ダーレスらの尽力もあり、死後にその独自の作風が高く評価される。“クトゥルー神話”の始祖として、多くの作家に影響を与え、世界中の読者に敬愛されている

南條竹則[ナンジョウタケノリ]
1958年、東京生れ。東京大学大学院英語英文学修士課程修了。’93年、『酒仙』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞。英文学者として翻訳・大学教育に携わりつつ、作家として小説を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sin

83
流行りの異世界転生はスイッチが切り替わるように死と云う安易な発想で成し遂げられているが、昔の米国の怪奇作家は夢と云う手段で一歩ずつ近づこうとしたようだ。それは彼と云うアウトサイダーが紡ぎ出した夢想の世界、彼の箱庭でもある夢見は移ろいやすい異世界転生だ。確信と懐疑が交互する冗長な解説めいた言い回しは彼の焦り、登場する鈍感な探求者の観察は読者の気付きへの配慮か?オカルトや科学によって人間には未知の領域が在ると証だてされることを誰よりも乞い願ったであろう彼に、夢の果てにのみ到達する禁断の光景は訪れただろうか?2022/10/09

おにく

41
今回の傑作選は、ラヴクラフトの生涯を知ると、より味わい深く読むことができます。精神を病んだ母親に「あなたは醜い。」と言われ、学校にも通わせてもらえなかった事実を知った上で"アウトサイダー"を読むと寒気がします。それでも子供の頃は天才肌で、天文学の知識は大人顔負けだったそうで、そうした知識を活かした神話風の作品や、晩年は、故郷プロヴァンスで過ごした彼の心情が感じられるファンタジー物など、理性(知性)が混沌を飼い慣らし、唯一無二の世界観を造り上げた彼の内面が感じられるチョイスでした。 2023/02/11

『よ♪』

39
ラヴクラフト傑作選の三作目。見ていて不安になる表紙絵に、ついつい手が伸びてしまった。前二作に比してやや小粒な印象。著者の分身として書かれる"ランドルフ・カーター"は今回は「銀の鍵」「名状しがたいもの」の二篇に登場。アーカム、インスマスやミスカトニック大学というおなじみの地名に笑みがこぼれてしまう。クトゥルーの神話大系(モリミーみたいね)を感じることが出来た。読みにくさにも定評のあるクトゥルーだがあらためて前二作も再読したくなった。表題作「アウトサイダー」と「魔女の屋敷で見た夢」あたりの悍ましさがお薦めか。2023/04/02

Shun

36
ラヴクラフトのクトゥルー神話の世界。神話という言葉にイメージするのは荘厳で神々しくも人智の及ばない冷淡さや不条理、その中から最も邪悪なものだけを集めたまさに暗黒神話と呼べる代物。本短編集には超自然や怪異幻想を扱った系統のものや、クトゥルフの邪神とその禁断の叡智が記された禁書といったお馴染みのアイテムが登場し魅了される。ネクロノミコンを始めプナコトゥス写本(ナコト写本)やアザトホート(アザトース)といった用語は、この神話体系に初めて触れる人もゲーム等のフィクションで聞いたことがあるかもしれない。2023/04/09

GM職員

27
ラヴクラフトのクトゥルー関連の話を集めた、いいとこ取り傑作選③。 今回収録作品の大半は宇宙的ホラーというよりも幻想小説といった趣で、これまでより読みやすいけどややインパクトに欠けると感じてしまった。 しかし、その名も『名状しがたきもの』という短編は、何かと「名状しがたい」という表現を多様することへの弁明か、はたまた自虐か、本人も気にしていたのかと思うと可笑しい。 そして、傑作選3冊を読み終える頃には「名状しがたい」や「冒涜的な」が出てこないと、なんだか物足りないという、名状しがたい感情が芽生えるのである。2024/04/23

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