内容説明
60年代、世界を席巻し、熱狂的ファンを生んだ偉大なるロック・グループ、ザ・ビートルズ。その栄光の軌跡はある青年実業家との出会いによって始まった。彼の名はブライアン・エプスタイン。その名が示す通りユダヤ人であり、元俳優志望であり、またホモセクシュアルでもあった。その彼がいかにしてビートルズを作り上げたのか。ロック史上最高のマネージャーの伝記。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃん
5
私も読みたいと思っていた矢先、この本をお店に注文しにいらしたお客様がいて、しかし残念ながら絶版。Amazonで中古ですが買えますよ、とお教えしたら高額でしたが購入され、私にも貸してくださいました。そして読み終わった時ビートルズの映画が公開され、どちらも深い味わいを持って鑑賞出来ました。彼が作ったビートルズ。さみしい心はビートルズをもってしても、いやされることはなかった。でも彼は世界中を癒すバンドを作ったのだから、なんとも皮肉かつ素晴らしい。2016/10/01
鴫野かのえ
2
映画「愛しのフリーダ」を見てから、ずっと気になっていたブライアン・エプスタイン。本の内容もとてもよく、エピーのきまぐれな行動と孤独に心臓がわしづかみにされているような気分になった。残念に思った点がひとつだけ。文章の中でファーストネームとファミリーネームがごちゃ混ぜに使われて、少々読みづらかったこと。よく似た名前の人たちもいるので、やむをえないところだろうか2014/06/10
penguin
2
古書にて購入。積読消化。今一番好きなUK役者が映画で演じると聞いたので、予習のために読みました。5年というの短い期間にブライアン・エプスタインが果たした役割の大きさに驚きます。読んでいて、時代と流行、ビートルズといった激流に放り込まれてる感すらありました。そして、彼が持つ 「矛盾」やそこから生じてる「苦悩・孤独」の深さがあってこそ、ビートルズのマネージャーとして存在しえたと思うと、縁や歴史の思惑を感じずにはいられません。そして、これをあのUK役者がどう演じるかと思うと、ドキドキでした(笑)2013/01/14
しょうご
0
1999.1.5読了
kataru2000
0
ビートルズの伝説のマネージャー、貴重な評伝。しかし冗長で、半分の長さに切り詰めてあったらもっと良かった。2010/10/20