内容説明
数々の難事件を解決した聖戦の英雄シャラヴィ警部と、記録あさりの名人シュメルツェル、巨大の中国人リー、アラブ系のダウド、新米のコーヘン―マスコミの妨害や政治的圧力にもめげず、捜査班は辛抱強く働くが、犯人はその輪郭さえ掴ませない。そして、ある日、シャラヴィの最愛の娘がいなくなった!半ば狂ったようにシャラヴィは、目星をつけた場所に突進する…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
LeeMetal
3
人種、宗教・信仰etc.とにかく情報が多過ぎて、こんなに読むのに時間かかったの久々。捜査チームが仲睦まじいのは良いね。士気が上がり事件の凄惨さが際立つ感じ。分かりやすくていい。シリアルキラーもの多数読んできたがなかなかのキチ度でした。人種と宗教を逆手にとり捜査を掻い潜るとはなかなか。絶版本なのがもったいない!2018/05/26
ルウ
1
★3 上下合わせて1000ページ超え、今年1番読むのに時間がかかったw イスラエルが舞台で、ユダヤ人アラブ人、イスラム教ユダヤ教にキリスト教、聞いた言葉であっても理解はしてないもんだから、〈イスラエル情勢について〉の本を読んでるつもりで読んだ。事件自体はケラーマンお得意の斬殺サイコパス系だけど、捜査する警官たちのキャ ラがいい。理想の上司&父親で表彰されそうな主人公もだけど、口が悪いのに実は情け深い老刑事が特にいい。それだけにこっちをシリーズ化しても良かったんじゃないかな。2018/10/17
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
1
2002年9月28日