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新潮文庫
鼠たちの戦争〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102219225
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

前線で闘う兵士たちを鼓舞するため英雄に祭り上げられた狙撃手ザイツェフ。彼を抹殺することでソ連軍の士気をくじこうとするトルヴァルトは、獲物をおびき出すべく、ソ連兵を無差別に狙撃していた。女狙撃兵ターニャは、標的とされた憤りと怯えとで焦燥にかられるザイツェフをいたわり、二人の間に愛が通い始める。が、平穏な時もつかのま、ついに非情なる対決の日がやってきた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

17
スナイパー対スナイパーの戦い、どんな戦いになるのかと期待して読みましたけど意外とあっさりで驚きました。でもスナイパー同士の仕掛け合いはかなり楽しめました。スナイパー同士の対決が終わりではなくパウルスの第6軍の消滅が最後という事は作者はザイツェフと仲間の活躍はこの戦争の中で輝いた沢山の星の1つでしかないという意味かな?と考えてしまいました。スターリングラードで戦った独ソ両軍の兵士達の苦しみがよく伝わりました。2018/11/16

ののまる

12
そして下巻では、ドイツ第六軍の悲惨な崩壊、戦争の虚しさ。東部戦線の転換点スターリングラード戦、一気読み。2021/03/07

デルタアイ

4
ちょっとクドイなーと思いつつもソ・独の最高峰スナイパーの戦いは臨場感があって楽しめた 実話に少し脚色を加えたとあってクライマックスに向けてのベタ感が少ないのは良かったかなー 終わり間際の第6軍の悲惨さとソビエト軍の残虐さがエグすぎてなんだかちょっと胸糞感 ☆8.62023/01/03

yuuuming

4
下巻一気読みでした…。本当に手に汗握る展開。スナイパー同士の射撃戦後、まだページがあるからこのあとあ何かあるの…と思ったらこの展開。ターニャはどうったのかな…。兔がスーパースナイパーから一人の男になったのが印象的。ニッキは捕虜になったあと、生きてドイツの地に戻れたんだろうか。スターリングラードとその後の悲惨さが過酷すぎてここを生き延びれた人はどんだけだったんだとしか思えない。2019/05/26

月式

4
ソ連軍曹長ワシーリイ・ザイツェフとドイツ軍親衛隊大佐ハインツ・トルヴァルトという両軍最高のスナイパー対決もスリリングだが、この小説のタイトルでもあるドイツ軍が名付けたラッテン・クリーク(鼠の戦争)という意味、独ソ戦の地獄ぶりがまざまざと味わえる骨太な作品でした!2014/02/09

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