新潮文庫<br> 恐怖の誕生パーティ

新潮文庫
恐怖の誕生パーティ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 404p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102219010
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

137
1985年出版の古い本。タイトルはまるで「午後のロードショー」でかかってた映画のそれの様なセンスの無さだし、さすがに翻訳のセリフまわしに古さを感じるが、これは思わぬ一品を発掘してしまった。原題は「Surprise party」。パーティーのあとに恐るべきSurpriseが待っている。ラスト50ページは分刻みのハラハラドキドキだ。最期まで読み終えた時、やられた!けど面白かった!と満足出来る事間違い無しの一品。これは埋もれさせておくには勿体無い本だ。是非新訳で再版を出して欲しい。この作家の別な本も読みたい。2024/03/06

雪紫

66
読友さんからのおすすめ。理想的な夫婦。妻は12月5日に行う夫の誕生パーティーのサプライズに彼の昔の友人を呼ぼうとするものの、経歴はすべて詐称な事実が判明。実は彼は、誕生日に女性を殺す殺人鬼で自らの妻を次の標的に狙っていた・・・。揺るぎない夫への愛情と疑惑に悩むサマンサと妻殺害を練り、何処まで気付いてるか探るマーティ。「その日」が忍びより、どちらが勝つのか恐怖と不安で支配される・・・。楽しいパーティーもにぎやかな分薄氷を踏んでるようで・・・怖い。ラストの一文、背筋が冷えた。盛り上がり感半端なかった。2022/04/18

hit4papa

61
理想の男性と幸福な結婚生活をおくっていた女性が、一転、最愛の夫により死の淵にたたされるというサスペンスです。夫の一部を愛し続けながらも不信感にかられていく様が緊迫感をもって描かれています。表面上は理想の夫婦を演じながら、ついに、運命の日=誕生パーティの日がやってきます。本作品の早々から夫の正体は明らかになっているし、警察も介入してくるので、若干のミスリードはあるのですが、どう展開していくかは予想できます。やはり本書のキモはラストでしょう。やっぱりと感じるか驚きと感じるかで評価が微妙にわかれると思います。2020/01/08

ゆのん

57
ブックオフでたまたま目に付いてタイトルに惹かれて買った本。昔のB級ホラー映画のようなタイトル。誰が見ても素敵な夫婦。夫の40歳の誕生日にサプライズの為に夫のルーツを辿る妻。しかし夫の経歴は全て嘘だった。自分が結婚した相手は誰なのか?何の為に過去を葬り去ったのか・・。最後の1行まで息つかさぬ内容でものすごく面白かった。心理ミステリーのハラハラドキドキ感は堪らない。2018/07/02

GaGa

38
ここでの評判で読んだ本。いやあ、古書で探した探した(笑)確かに面白い。でも著者が狙った大トリックは途中でよめてしまった。けれども、上手いスリラーとして成り立っていて、だからこそ、ラストの一行がぞくぞくするぐらいいい感じ。この作者の他作品も機会があれば読もうと思うが、これを超えるのは案外書けないんじゃないかなあとも思う。2013/03/09

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