内容説明
マルタの島ゴッツォで暮らす元傭兵クリーシィの平和は、爆弾テロによって破られた。愛する妻子を乗せたパンナム103便が、テロリストによって爆破されたのだ。クリーシィは復讐に立ち上がった。孤児マイケルを引き取り、自分の右腕にするために人間兵器として徹底的に鍛え上げた。一方、動きを察知した犯人側も、クリーシィ包囲網を徐々に狭めつつあった―。迫真のサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
67
二度ほど映画化されている「燃える男」、元傭兵クリーシィのシリーズ第二弾。妻子を乗せたパンナム航空機がテロリストによって爆破。クリーシィは復讐に立ち上がる。自分の右腕とするべく、孤児マイケルを養子にして、兵士として徹底的に鍛え上げる。物語の殆どが復讐のための準備段階に費やされる。しかしそこのストーリーがもう私の好み、どストライクでした。読み進めるうちにどんどん引き込まれ、いよいよクライマックスへ。復讐は成功するのか!?「燃える男」も良かったけれど、今作も良かった!とにかくクリーシィがカッコ良い!2016/12/04
タツ フカガワ
32
『燃える男』から4年後の続編。スコットランド上空でテロ組織によって旅客機が爆破され、クリーシィの妻ナディアと愛娘ジュリアが犠牲となる。それから5か月後、クリーシィは新しい妻を迎え、さらにマイケルという若者を養子とするが、それはテロ首謀者への復讐の第一歩だった。実際に起きた爆破テロ事件と実在の首謀者を題材に前作以上の面白さ。痛快な活劇に、仲間や家族との絆には時に目が潤むことも度々でした。再読ながらほとんど忘れていて、こんなに面白かったっけという一冊でした。2021/09/28
tai65
5
星5つ2016/09/28
O
4
前半は前作のファンブックに近いというかマンネリ感があったが、中盤は家族や同じ地に住む人々との交友、愛情が豊かに描かれており、その様は前作以上のように思う。タイトルとは裏腹に、サスペンスというより人々の絆を強く感じた。2019/02/05
まー
3
A1994/05/20