新潮文庫
黙約〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 538p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102201220
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

事件を知り、農夫の死に疑いを持った一人の学生が、四月の雪の夜に崖から転落した。音信が途絶えた息子を探す両親。町中が狂奔し、古代ギリシア語クラスの学生たちにもFBIの捜査が入った。密議を重ねながらも、しだいに精神の平衡を失ってゆく四人。そしてリチャードにも危機が…。世界が注目する作家のデビュー長編!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
村上春樹の解説がなかったら、手に取っていなかっただろう。原文で読む時間があれば、そのほうがいいのかな。最初から最後までいまひとつ、物語に入りこめなかった。2017/08/31

キムチ

46
思った方向の展開がなく、ちょっと失望。上はテンション高まっていたけど、ヘンリーの饒舌の暴走にイラついたせいか、下巻で同じ思い。2部構成の展開だから、ここでは思わぬ事件の暴発におののく5人が神経的に閉鎖状況に追い込まれ・・となって行くのを描いている。けど、バニーの家族の説明がくどい。確かに煌めく言葉を操るテクニック、この作家さん素晴らしい。ともすればアメリがTⅤドラマを見ている感じになり本を読んでいる感覚から飛翔してしまった。最後のエピローグだけ・・面白いというのは皮肉っぽいかな。2017/10/19

ヘラジカ

32
『ゴールドフィンチ』を生み出した寡作の巨匠、ドナ・タートの処女長編。そこまで記憶力が良くないので扶桑社版としっかり比べられたわけではないが(手元にない)、どうやら改題しているだけで訳自体は変わっていない模様。少し残念ではあるものの、以前の訳には全く問題がなかったので、こうして復刊して簡単に手に取れるようになっただけで喜ばしい限りである。何度読んでも面白いミステリー&青春小説の傑作。詳細な感想は扶桑社版の方に書いたので割愛するが、個人的には『ゴールドフィンチ』よりも断然上だと思う。(2017・50)2017/07/28

panam1927

29
★★★★☆2017/08/07

わたなべよしお

25
なかなか、感想が難しい。ちょっと甘酸っぱい青春ものみたいな感じもあるし。ただ、最後まで読ませる力がこの作品にはあると思うし、読後感は悪くなかった、というより結構、良かった。2017/08/08

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