出版社内容情報
電気と電子をめぐる研究と実用化の歴史は、劇的すぎる数多の人間ドラマの集積だった! 愛と信仰と野心の科学近現代史。同じ電信技術を追求しながら、特許のために人生の明暗が分かれたモールスとヘンリー。聴覚障害者だった恋人への一途な愛から電話を発明したベル。宇宙空間は神の存在であまねく満たされていると信じつつ電気や磁気を伝える力場を発見したファラデー。電気と電子をめぐる研究の裏側には数多の人間ドラマがあった。劇的すぎる近現代科学技術史人物伝。『エレクトリックな科学革命』改題。
デイヴィッド・ボダニス[デイヴィッド ボダニス]
吉田 三知世[ヨシダ ミチヨ]
内容説明
同じ電信技術を追求しながら特許のために人生の明暗が分かれたモールスとヘンリー。聴覚障害者の恋人への愛から電話を発明したベル。宇宙は神の存在で満たされていると信じつつ力場を発見したファラデー。愛した上級生の死の喪失感をバネにコンピュータを発明したチューリング。電気と電子の研究の裏側には劇的すぎる数多の人間ドラマがあった!
目次
第1部 導線(辺境に住む男と伊達男―一八三〇年オールバニ、一八三六年ワシントンD・C;アレックとメイベル―一八七五年ボストン;トーマスとJ・J―一八七八年ニューヨーク)
第2部 波動(ファラデーの神―一八三一年ロンドン;大西洋の嵐―一八五八年英国海軍艦船“アガメムノン”、一八六一年スコットランド)
第3部 波動機械(唯一無二の男―一八八七年ドイツ、カールスルーエ;空中に満ちる力―一九三九年サフォーク海岸;放たれた力―一九四二年フランス、ブリュヌヴァル、一九四三年ハンブルク)
第4部 「石」でできたコンピュータ(チューリング―一九三六年ケンブリッジ、一九四二年ブレッチリー・パーク;チューリングの遺産―一九四七年ニュージャージー)
第5部 脳、そしてその先(水のなかの電気―一九四七年イギリス、プリマス;気分さえもが電気で決まる―一九七二年インディアナポリス、そして今)
著者等紹介
ボダニス,デイヴィッド[ボダニス,デイヴィッド] [Bodanis,David]
アメリカ・シカゴ生れ。シカゴ大学で数学、物理学を学ぶ。オックスフォード大学で長年科学史を教える。翻訳された著書に『E=mc2』、王立協会科学書賞を受賞した『電気革命』がある
吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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