内容説明
オハイオ州の閑静な住宅街で起きた突然の発砲事件。奇妙なワゴン車から発せられた銃弾が、非情にも、新聞配達の少年の命を奪った。だが、悲劇はそれだけでは終わらなかった。SFアニメや西部劇の登場人物たちが、次々と街頭に現れては、住民たちを無差別に襲撃しはじめたのだ!書簡、日記、映画シナリオ―さまざまな仕掛けに加え、暴力とスピード感に溢れた傑作パニックホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
98
『デスペレーション』の姉妹編で1985年にガンで死亡したリチャード・バックマンが遺した原稿を彼の妻が見つけ、それを基に手直しを加えて―という設定で―発刊された作品。『デスペレーション』と同じキャラクターが登場するが、役どころが異なっている。題名の由来は1958年公開のB級西部劇のタイトルだがどうもこれは作者の創作らしい。平穏な街にアニメや戯画的な怪物たちが登場するがそれはまるで『アヴェンジャーズ』の世界に紛れ込んだようなもの。いざあの危地の只中に放り込まれたら苛まれるであろう人々の絶望感が克明に描かれる。2022/06/10
カムイ
45
[リチャードバックマン=スティーブンキング第11作目]オーォ❗️いきなり爆裂銃連射なんじゃこりゃキング飛ばしすぎだろう😍住民の恐慌ぶりがスゴすぎだ。下巻が楽しみになってしまう❗️悪魔の大魔王は子供の産物なのかなぁ❓️あれ、これってネタバレなのか⁉️2021/11/23
志田健治
16
デスペレーション読み終わった後にいてもたってもいられず読み始めましたが、これがもうブッ飛んでます!いつも思いますがバックマンもといキングさん頭の中どうなってるんだろう。デスペレーション読んだ後だからなのかとんでもなく面白いです。逆にこっちから読んだらどうなんでしょうね。読者おいてけぼりかもしれません。あっちでああだった人がこっちでこうなってて、そのギャップにぐっとくるんですよね〜。これ映画になったら面白いだろうな〜。こっちのシンシアもいいやつです。あ、こっちのシンシアはローズ・マダーとは別なのか。複雑……2016/10/19
色々甚平
11
キングのデスペレーションと姉妹作にあたる一作。登場人物も同じだがパラレルワールドのように人生が違っている。そして、人間ドラマよりも暴力が増大。映画や漫画のキャラが具現化され街の一区で発砲しまくり、住民たちも理性が消えて蛮人になっていく。キングのストレス解消かとも思える暴走ぶりだが、子供が特別な存在であることは相変わらずの共通点として生きている。2017/03/05
とも
8
とある街が突然謎のバンから襲撃され…というお話し。デスペレーションの姉妹編。パニックスリラー系。半分読んで正直よくわからない。2024/10/09