新潮文庫
監視対象―警部補マルコム・フォックス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 755p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102185315
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

疑惑の刑事を追っていた男はやがて北国の闇に足を踏み入れたことに気付く。スコットランド・エジンバラを舞台に描く大型警察小説。

ブレック巡査部長の身辺を洗え。私は捜査を開始した。警官を監視する職業倫理班。忌み嫌われるイヌの仕事だ。だが奴には国際的な児童ポルノサイトに関与している容疑がある。時をおかず、妹の恋人が他殺体で発見された。何かが狂っている。やがて私は、北国の凍れる闇に足を踏み入れたことに気付いた――。美しく卑しきエジンバラの夜をゆく、マルコム・フォックス警部補、登場。

内容説明

ブレック巡査部長の身近を洗え。私は捜査を開始した。警官を監視する職業倫理班。忌み嫌われるイヌの仕事だ。だが奴には国際的な児童ポルノサイトに関与している容疑がある。時をおかず、妹の恋人が他殺体で発見された。何かが狂っている。やがて私は、北国の凍れる闇に足を踏み入れたことに気付いた―。美しく卑しきエジンバラの夜をゆく、マルコム・フォックス警部補、登場。

著者等紹介

ランキン,イアン[ランキン,イアン] [Rankin,Ian]
1960年、スコットランド、ファイフに生まれる。エディンバラ大学卒業。’87年、『紐と十字架』で、孤高の刑事ジョン・リーバスを世に送り出す。以降、シリーズ化され、各国でベストセラーに。『黒と青』(’97)で英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞、『甦る男』(2001)で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞などさまざまな賞を受賞している

熊谷千寿[クマガイチトシ]
1968年宮城県生れ。東京外国語大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

118
新潮文庫の編集の方、登場人物表にもっと気を遣って。重要な人物が載っていない。それも複数。早川書房や東京創元社ならあり得ない。フォックスと最初に出会ったのは、リーバスもので。その時は好感持てなかったけど、意外といい人だった。家族思いで。リーバスともっと深く知り合えば、仲良くなれたかも。監視が業務のフォックスが実は監視されていた。フォックスはキャラ的には、色がないな。監察という業務のせいだろうか。スコッチの本場で断酒って辛そう。2021/05/10

巨峰

67
登場人物が多すぎ、筋が複雑すぎで、いまいち解らなくなった。登場人物表をあと10人くらい増やしてくれたらもう少し読みやすかったかも。スコットランドのエジンバラ、誰が味方で誰が敵なのかという状況に追い込まれた監察部の警部補の話です。2018/11/03

21
面白かったぁ♪ちと長かったけど、最後まで真相が明かされず一気読み。このシリーズ、リーバスさんとの絡みが出てくるそうなので楽しみです。2025/03/30

siva

18
たぶん初めての作家。「職業倫理班」警官を監視する警官、といういつもの小説だと憎まれ者の脇役が主人公。新しい捜査に着手したところおかしな方向に進んで行き、その他の事件も起こり・・なかなか事件と事件のつながりが読めず、1日置いて続きを読み出すと人名で混乱したりとちょいと難しいところもあったけれども、面白かった。舞台がエジンバラということでvsイングランドもちょっと見えて時節柄ニヤリ。この後が気になる。2014/09/24

bapaksejahtera

17
リーバスシリーズに加えてMフォックスがシリーズで登場する第一作。これから暫くリーバスとセットらしいが今回は単独のお披露目。先行シリーズと同様頗る長い。加えてエジンバラ周辺各地域の警察とその組織が出てきて関係者数が膨大。ヤクザ者のほうが数が少なくて覚えやすい。それなのに裏表紙の登場人物紹介は極めてあっさりとしている。主人公はいつも刑事物では嫌われる監察部局の男。ある時別部署の男が児童ポルノ購読者の疑いがあるとして匿名捜査を命じられるスタート。なかなか面白いプロットだが最後は今後にも後を引くようなオチだった。2023/01/04

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