内容説明
野良猫の群れの中で育った子犬のベラ。拾ってくれたルーカスの家で幸せに暮し始めたのもつかの間、動物管理官に捕獲され処分されそうになる。危険を避けるためにルーカスはベラを里親に預けたが、そこは650キロも離れた田舎町だった。ルーカスに会いたい。強い思いに駆られたベラは匂いを頼りにひとり歩き出す。野を越え山を越え、二年に及ぶ苦難の旅の結末は―胸熱くする子犬の冒険物語。
著者等紹介
キャメロン,W.ブルース[キャメロン,W.ブルース] [Cameron,W.Bruce]
1960年米ミシガン州生まれ。カリフォルニア在住。NSNC(全米新聞コラムニスト協会)により、最優秀ユーモア・コラムニストに選出される
青木多香子[アオキタカコ]
兵庫県出身。『がんは癒やされる』『ネコの健康ガイド』など訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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teddy11015544
8
いろんな一時的な飼い主や友達を癒しながら、最後には家に帰ってくる。癒すものが多すぎるアメリカの傷が描かれている。原文のせいなのか、ずいぶんつっかかる訳なので、ザーッと意味だけを追って読むに限りますね。2020/05/29
不二子
2
ベラ。いい子!ただ訳しかたが私は合わなかったな。。。2024/11/05
ジョニー
2
犬を主人公にし擬人化するキャメロンさんのいつものようなお話。飼い主の元に戻るため旅をするが、その中で出会う人間や野生動物とのエピソードが奥行きを作っている。ストーリーは予定調和なので単純ではあるが犬好きには読んで楽しい。猫も何匹か出てきて確かに猫はあんな感じだなと思う。2020/06/28
ImolaOrange
2
★★★★☆2020/06/17
かわず
2
ベラの飼い主の男はそもそも動物を飼ってはいけない借家に住んでいるのに犬を引き取るあたりなかなかの考えなしである。なんやかんやでベラは遠方に預けられ650kmの帰宅をすることになるが、途中様々な人や動物と関わる。ベラの窮地を救ったピューマの子・ビッグキトゥンの物言わぬ友情には胸を打たれた。もう少し読みやすい文章ならよかったかも。2020/05/01