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新潮文庫
ぼくを忘れたスパイ〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784102176825
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

何が真実で、何が真実ではないのか?チャーリーは混乱するばかりだった。父はCIAに所属していて、なんらかの秘密作戦に従事していた。二人を追うのはCIAなのか?何を聞いても返事が意味不明な父の病。時折訪れる明晰な瞬間にはスーパーヒーローに化けるが、普段は過去も現在もわからない彼が重大な国家機密を握っていたとしたら、独創的な主人公像が絶賛を浴びた痛快スリラー。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

59
上巻以上にハラハラする展開になった。諜報部員としての訓練を受けたことのないチャーリーが、想像を超える活躍をする。フィールディングがドラモンド父子を無効化する動きが頂点に達した。最大の見せ場は、コロンビア大学の秘密地下施設に捕らわれたドラモンド救出のため、あらゆる策を、まさに捨て身で実行するチャーリー! 洗濯機に搭載された爆弾が炸裂し、敵味方が満身創痍となるシーンは、やはりハリウッド映画だ。ここでアリス登場。なるほど、これで『コードネームを忘れた男』につながるんだ~2021/08/03

うまる

33
【マン:私6】親子が、誰が黒幕かわかった所から、怒涛の展開で面白かったです。なんといっても、逃亡しながら深まる親子の絆が凄く良い!スパイゆえに淡泊だった親子関係や、スイッチがオンになるトリガーが何かという点が、切ないです。ぼんくら息子の変わり様も見所でした。競馬狂で借金まみれだった事が、終盤に活きてくる展開も、良くできていて感心しました。総合的には凄く楽しめたし、映像映えするアクションシーンも盛り沢山なのに、なんで映画化してないんだろうと思う。続編を読むのが楽しみです♪2022/11/21

Dai(ダイ)

21
設定だけでよくぞ最後まで乗り切った!最後まで飽きさせなかった手腕は認めるけど、、の、努力賞。2016/08/05

つーこ

16
誰も信じられず、世界中から追われ、危機が迫る。こんな状況なのにほのぼのとした空気が流れているのは、親子のなせる信頼感からくるのかな?病の症状が出てる時の親子の会話がコミカルでいい。しかも、父の息子に対する思いの深さはじんわり胸を熱くさせる。さらに、ダメ人間チャーリーがどんどんかっこよくなっていく。下巻では敵を欺き、攻撃し、父を守る!スピーディーだし、痛快だし、言う事なし!2012/05/30

しゃお

12
前半はアルツハイマー病にかかった元スパイの父親が時折覚醒して駄目息子と共にピンチを切り抜ける様子がユーモラスに描かれていて楽しい。後半は駄目息子が奮闘し、いつの間にか親子の間に流れるものに温かいものを感じさせます。少々分かりづらい部分をスッキリと描いてくれればより上質のスパイ小説となったかな。でも最後まで楽しめました。2010/10/08

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