幻冬舎文庫<br> 空とセイとぼくと

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幻冬舎文庫
空とセイとぼくと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 418p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344416772
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

父親を亡くし、犬のセイとホームレス生活をしていた零。ある日、病気になったセイの治療費を捻出するためのホストになるが、読み書きもできない零は失敗ばかり。だが、その犬並みの嗅覚を使って、次第に頭角を現し始め…。犬と二人きりで育った少年が、犬との絆を守りながら成長する姿を、ユーモアとリアリティ溢れる筆致で描いた傑作青春小説。

著者等紹介

久保寺健彦[クボデラタケヒコ]
1969年東京都生まれ。2007年「すべての若き野郎ども」で第一回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を、「みなさん、さようなら」で第一回パピルス新人賞を、「ブラック・ジャック・キッド」で第十九回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅり子

7
もうずいぶん前に読んで感想がどうのというあれではないのですが。主人公の零と犬のセイ。物心ついたときからホームレスの父と共に寝屋がない暮らし。父が死んだあとに可愛いとはとても思えない犬のセイと共に生き抜いてきた零の生きように計り知れない人以上の力を感じました。セイの嗅覚が零にも染み付いていたんだろうな。ホストになってから、そして終章では零と優子の気持ちに寄り添ったり。セイ、セイ、ほんとにありがとうと言いたいです。安らかに。2016/03/16

シーズー

3
零の野性的に純粋さ、セイとの関係、そして汚い人間らしさを意図せず他人に感じさせる、零の魅力。いいなぁ。周りの人に恵まれ少しずつ、少しずつ人との暮らしに慣れようとするひたむきさ、セイも好きだけど、優子もすき。どっちがいちばんっていうんじゃなくて…零のなかで、人に向けた最高の感情で最高の言葉なんだろうな。2014/03/02

Canamin

1
面白かった。 設定自体は現実離れした部分もあったけれど、話しの内容は素晴らしかった。 後半は止めることが出来ず一気に読了しました。 現実離れしているからこそ、どうなんだろうとより引き込まれた気がします。 2020/07/22

シュウカ

1
初読みの作家さん。他のも読みたい!と思った。ありがちな設定なのだけど、後読感はびっくりするぐらい好きでした。期待せずに(失礼!笑)読んだのが良かったのか。でも、続きも読みたい。「人」として生きる術を身につけ、きっかけにも出会い、これからどんな幸せが待っているのか。もしくは試練が。とにかく今後が読みたいです。2018/12/04

0
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2013/06/post-1558-1.html2017/02/25

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