内容説明
史上最悪のサイバー・テロが発生。世界各国で工場・発電所・空港などの機能が麻痺する。一方ではボストン空港で同じ睡眠導入剤を服用した者たちが各地で不審死を遂げる。犠牲者のひとりは、基本ソフトの帝王ダン・バレット。大富豪となった彼は近年、ヴェルサイユ庭園で察知したある謎に取りつかれていた…。17世紀の造園技術と21世紀の電脳空間が交錯し、悪夢が人類を襲う。
著者等紹介
ケルデラン,クリスティーヌ[ケルデラン,クリスティーヌ][Kerdellant,Christine]
ジャーナリスト・作家。2000年に月刊誌「ニュービズ」を創刊した後、「ラントルプリーズ」「フィガロ・マガジン」編集長を歴任。現在は「レクスプレス」副編集長を務める。エッセイ・小説など、著作は十数点
メイエール,エリック[メイエール,エリック][Meyer,Eric]
JPモルガン銀行などに勤務した後、ジャーナリストに。現在は「GEO」編集長
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年、千葉県生れ。早稲田大学卒業。中央大学大学院修了。中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もか*
3
テロ話は良いんだけど、読みづらくて、飽きちゃった。下巻は読まないな・・・2011/02/10
蘭
2
海外の日本食スーパーに入っていた書店のセール品として出会いました。ミステリーと歴史、素敵な組み合わせすぎて胸躍ります。フランスの歴史を学びつつ、個人的には上巻とってもわくわくして読めました。2021/01/25
うたまる
1
「幸福とは、欲しいものを手に入れることじゃない。手に入るものだけを欲することだ」2011/11/29
livres
1
サイバーテロとベルサイユ。911以降、テロの話は、とても多く、現実味のある話になった。それにベルサイユの庭園の謎をからめて…とりあえず、手紙の字体が読みずらくて疲れちゃった…。2010/09/29
スプリント
0
たっぷり伏線を散りばめて上巻は終了。とっつきにくい文体ですが下巻での種明かしが楽しみです。渦中の人物バレットはマイクロソフトのビル・ゲイツをモチーフにしていますが、それ以外のライバル会社や著名人などは実名で取り上げられています。(本筋に絡んできませんが)2013/10/29
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