新潮文庫 パンデミックを阻止せよ

カッスラー，クライブ〈Ｃｕｓｓｌｅｒ，Ｃｌｉｖｅ〉/ケンプレコス，ポール【著】〈Ｋｅｍｐｒｅｃｏｓ，Ｐａｕｌ〉/土屋 晃【訳】

新潮社（2015/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 652p／高さ 16cm
• 商品コード 9784102170533
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

中国の寒村で新型インフルエンザが発生。感染力は非常に強く、世界的蔓延まで72時間。米中両国はワクチンの開発を急ぐが……。

中国の寒村で、かつてのＳＡＲＳよりも感染力が強い新型インフルエンザが発生した。世界規模の蔓延を恐れた中国政府はアメリカに協力を要請。両国は早急にワクチンの開発に取り組むも、研究の中心人物であるケイン博士が行方不明に。捜査を始めたＮＵＭＡのオースチンは中国系の暗黒組織に目を付ける。感染爆発まで72時間と告げられた彼は大胆な賭けに出る。好評シリーズ第8弾！

内容説明

中国の寒村で、かつてのＳＡＲＳよりも感染力が強い新型インフルエンザが発生した。世界規模の蔓延を恐れた中国政府はアメリカに協力を要請。両国は早急にワクチンの開発に取り組むも、研究の中心人物であるケイン博士が行方不明に。捜査を始めたＮＵＭＡのオースチンは中国系の暗黒組織に目を付ける。感染爆発まで７２時間と告げられた彼は大胆な賭けに出る。好評シリーズ第８弾！

著者等紹介

カッスラー，クライブ［カッスラー，クライブ］ ［Ｃｕｓｓｌｅｒ，Ｃｌｉｖｅ］
１９３１年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’７３年に『海中密輪ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる。沈船の引き揚げという趣味が高じて、自著の印税を元にＮＵＭＡを設立。これまで沈没・行方不明になった多くの艦船を発見している。また、名車の収集家としても有名

土屋晃［ツチヤアキラ］
１９５９年東京生れ。慶應義塾大学文学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Richard Thornburg]

感想：★★★　 NUMAファイルシリーズ最新作(多分第8弾?)　 SARSより強力な新型インフルエンザのワクチン開発側 vs 妨害側の話にNUMAのおなじみの面々が奮闘する話なんですが、前作の『フェニキアの至宝を奪え』と同じでちょっと寂しい感じかな？　 悪役が凶悪という印象もなかったし、プロローグとのつながりもイマイチ希薄な感じ。　 よく言えばキレイでコンパクトにまとまってるんですが、どちらかと言えば中途半端でスケールが小さい印象を受けました。　 やはり共著者のカラーが前面に出てきてるのかな？

2015/06/29

[retro]

カッスラーはもう十年ぶりかも。パンデミックとか聞くとつい読んでしまうのです。　まだまだ続くNUMAシリーズなので，致死率の高い新型インフルエンザのパンデミックでも世界が滅亡するはずはないと，安心して読みました。　ウイルスの事を病原菌って言われると，ちょっとね。でもレビアタンにのまれたヨナのようなケイレブ・ナイの話は，導入としてとても面白かった。　

2015/07/09

[ひびキング]

ホームグラウンドの海洋に戻って来てキャラクターも活き活き。ロジャームーア時代の007映画を思わせる娯楽作。悪人の命は軽いところなどが(^_^;)

2015/06/20

[ササ]

中国でSARSよりも感染力が強い新型インフルエンザが発生した。その名はコロナウィルス。 現実を予知したかのような始まりに戦慄！世界を飛び回り、屈強な登場人物たちが仲間とともに悪に立ち向かう、冒険劇のようでした。

2020/05/31

[yuri]

医療ものだと思って読み始めたのですが、ちょっと違う感じでした。 それなりにおもしろい・・・といった感じです。

2015/07/01