内容説明
地軸反転、すなわち北極と南極が入れ替わってしまったら地球の運命はどうなるのか―?事件のきっかけはアメリカの最新鋭大型貨物船が大西洋航行中に消息を絶ったことだった。巨大な波に襲われたというが、それを機に各地の海で奇怪な超大型渦潮が観測される。世界が恐怖のどん底に叩き込まれるなか、調査に乗り出したNUMAのオースチンだったが…?好評シリーズ第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
pangea74
1
シリーズ第6弾。今回の敵は地球の地軸を反転させるエネルギーの研究を悪用して世界を混乱させ、利益を得ようと企みます。例によって陰謀に巻き込まれたNUMA(国立海中海洋機関所属)のオースチンは相棒のザバーラと共に持ち前の探求心と使命感を発揮して、地軸反転による壊滅的な被害を防ごうと行動を起こします。巨大渦潮に巻き込まれた仲間を救出する場面は、映画『ミッション:インポッシブル』ばりに一触即発なハラハラ感があり、渦潮の中の描写は、まるでその場にいるかのような臨場感がありました。下巻へ続く。2018/01/31
おぎん
1
久々に読んだカートオースティンシリーズ 過去の技術を現代仕立てに蘇らせて物語に取り込むのが上手い。下巻も楽しみだ。2016/06/06
悠遠
1
シリーズもののようだが、この巻からの初作家さん。たまには外国小説も読んでみようと思い立ち、あらすじが面白そうだったので手にとった本。ふつーに日本とか日本人もでるんだなーという印象。自国しか興味ないのかと思ってたので。まさか原爆の話まででるとは。なんというか、米国(人)にとっては原爆ってあまり触れたくないタブーのようなものとなんとなく思ってたので。反省はしなさそうだけど、あちらにとっては悪の枢軸を懲らしめたっていう正義だろうから。でも小説の中ででるってことはそれほどタブーでもないのかなー。2012/10/23
hitbari
0
オースチンが、主人公のバージョンは、始めて読みました。 ストーリーの展開は、テンポもいいし、安心感があります。人物の描写は、相変わらずもう少しな感じ。でも、読んじゃいます。2017/01/09
Richard Thornburg
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感想:★★★★★ いつものカッスラー先生節です(^ ^) 第二次世界大戦中にロシア軍の手からドイツ軍に救われた科学者の救出劇に始まり、新鋭貨物船が巨大な波に襲われたり、NUMAのおなじみメンバーもあわや大渦にのまれるところだったり・・・ 一見して何のつながりもないこれらの事件・・・ しかし、意外なところからすべての事件がつながってきた! これからカートの活躍に期待大!!! 今回の作品は前回よりもテンポがいいです! 物語は盛り上がりつつ下巻へ!2012/10/17