内容説明
父親のダーク・ピットと奇跡の対面を果たしたダーク・ジュニアとサマー。二人は早速、NUMAの一員としてカリブ海に赴く。海面は広範囲にわたって褐色の汚濁物質に覆われ、おびただしい生物が死滅していた。物質の発生源はニカラグアの沖合。この国では、ある複合企業が中国の資金提供を受けて国家横断鉄道の建設を進めている―。最強の父子が地球の危機に挑むシリーズ第17弾。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1931年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’73年に『海中密輸ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる
中山善之[ナカヤマヨシユキ]
1935年、北海道生れ。慶応義塾大学卒業。タイム・ライフ日本支社勤務後、翻訳家に
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
12
いきなり〝トロイの木馬〟だと!この大風呂敷というか、ロマンというか・・・それがダーク・ピットの〝味〟だね。さぁ、息子・ダークとサマー・娘がどんな役回りを演じるか?2022/08/07
ドナルド@灯れ松明の火
12
「極東細菌テロを爆砕せよ」を読んだら間に2作すっ飛ばしていた事がわかり2作前を手に取った。今作はなかなか壮大なスケール設定でトロイの話の舞台がギリシャではなかったことに端緒を開き、中国が陰で糸を引くニカラグアでの隠密巨大地下運河開発に繋がっていく。スペクターという頭領の名前は007を意識させる。父親のピット、ジョルディーノ、そして息子のダークと娘のサマーとNUMAスタッフ総出宴という豪華フルメンバーで困難に立ち向かっていく。どうやらピットも年を感じてダークにバトンタッチする雰囲気がしている。さぁ下巻へ。 2013/10/09
對馬 正晃
7
前半部分だけで立派な1冊になりそうな圧倒的ボリュームです。これは下巻への伏線になっているんでしょうか??ヒーローもヴィランも登場するのが遅いのは毎度のことですね(笑)2023/05/17
Richard Thornburg
1
★★★★2010/08/06
夜梨@灯れ松明の火
0
再読。ダークピットシリーズ10冊目。2015/01/20