内容説明
ラゾフの狙いは、世界の海底に眠るメタン・ハイドレートと判明した。この未来の代替燃料を独占し、世界を一挙に支配下に置こうという野望。合衆国東海岸におけるメタン・ハイドレートの鉱床を突き止めたオースチンらは、その位置関係に慄然とする。かくしてNUMAの精鋭はペトロフの部隊と協力し、ラゾフの本拠へと向かった…。好評シリーズ第3弾は息詰まる結末になだれこむ。
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ][Cussler,Clive]
1931年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’73年に『海中密輸ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる
土屋晃[ツチヤアキラ]
1959年東京生れ。慶応大学文学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なつみかん
11
諜報機関NUMAって感じのカート・オースチン・シリーズでした。2022/08/04
對馬 正晃
9
カッスラーの作品は、ラスボスとの闘いが割りとあっさりしているというのが物足りなさを感じさせます。くんずほぐれつ満身創痍で・・・というのが好みなのですが(笑)今作では恒例のカメオ出演がなかったのがちょっと残念ですね。2022/05/02
ゆーぼー
6
メタンハイドレート層に液体酸素を送り込んで着火するのかと思っていたら。それは外れだった。 ラゾフの野望は、もっと深いところにあったのだから、燃やしてしまっては意味がないのだ。 昨日の敵は今日の友というストーリー展開も、なかなか面白かった。2016/02/22
Richard Thornburg
3
感想:★★★★ NUMAファイルシリーズ第3弾! 下巻に入ってから一気にいろんな話がひとつに! メタンハイドレートを崩落させて津波を起こそうなんて・・・ありそうで怖い! 今回読んでいて非常に気持ち良かったのは、冷戦時代にカートのライバル(当時のカートはCIA)であった元KGBのペトロフの存在です。 最後はカートと組んでミッションに加わっていました。 2人ともカッコよかったです!!!2012/09/09
pangea74
1
メタンハイドレートの崩落で津波を起こし、アメリカ合衆国に甚大な被害を企むラゾフの陰謀に果敢に挑むオースチンと仲間たち。あいかわらず、敵の最前線に出向いちゃうのは冒険小説のヒーローの常です。クライブ・カッスラーの作品では、古いものを使って現代兵器を持った敵に立ち向かう展開がよくあるのですが、本作もそうでした。悪役の最期は意外とあっけないもので物足りなさもありましたが、因果応報な結末でスッキリといえばスッキリ。過去にオースチンと接点があったペトロフのキャラが良かったので、また登場してくれるとありがたい。2017/04/29
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