内容説明
ＮＵＭＡが追い求めるのは艦船だけではない。パリ‐ニューヨーク飛行をリンドバーグと競いながら、散ったといわれる白鳥号。悪天候の餌食となった合衆国海軍の巨大飛行船アクロン―。タイタニック号の生存者を救助した後でＵボートに撃沈されたカルパティア号や、あのＪ・Ｆ・ケネディが艇長を務めた魚雷艇ＰＴ‐１０９も含めた多彩な目標の謎がいま、白日の下に晒される。
目次
汽船ジェネラル・スローカム
汽船ワラタ
イギリスの汽船カルパティア
ロワゾー・ブラン
合衆国海軍飛行船アクロン
ＰＴ‐１０９
アメリカのレオナルド・ダ・ヴィンチ
著者等紹介
カッスラー，クライブ［カッスラー，クライブ］［Ｃｕｓｓｌｅｒ，Ｃｌｉｖｅ］
１９３１年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’７３年に『海中密輸ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる
中山善之［ナカヤマヨシユキ］
１９３５年、北海道生れ。慶応義塾大学卒業。タイム・ライフ日本支社勤務後、翻訳家に
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感想・レビュー
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スプリント
5
若き日のJFKが乗り込んでいた魚雷艇PT109や巨大飛行船アクロン号、大陸間横断に挑んだ飛行機乗りなど上巻とは毛色の違ったエピソードが掲載されていて面白かったです。やはり下巻も探索の成功率は高くはありませんがそれゆえロマンを感じます。2015/02/03
中島直人
4
(図書館)読了2019/08/01
Richard Thornburg
2
感想：★★★★★ カッスラー先生のノンフィクションもので、今回はいろいろと勉強になりました。 下巻で興味をそそられたのは1930年代にアメリカ海軍が運用した硬式飛行船『アクロン号』の話です。 航空機も搭載できる仕様であったらしいのですが、そのような飛行船が存在したことすら知りませんでした。 あながちラピュタの世界観も全くのフィクションではないと思えるところがすごいと思いました。2013/05/17
うたまる
1
下巻も、ターゲットがまあ見つかんない。「もしも易しいことなら、誰かがすでにやってしまっているはずだ。持続性が鍵で、反復が規範である」とは、はい、仰る通り。普通なら資金が尽きてそれまでだろうけど、著者を始めアメリカの金持ちのこういう道楽は無駄遣いとしても筋がいいと思う。日本の成功者がよくやる自伝を出版したり胸像を造ったりというのは、スケールが小さい上に自己顕示が醜悪極まりないから。あとね、上巻からずっと思っていたことなんだけど、この邦題ってチープすぎん？素直に原題通り『シー・ハンター』で良かったと思う。2021/01/11
pangea74
1
下巻も所在不明となった沈没船や飛行機、飛行船の探索における悲喜交々を綴っています。「たぶんこのあたりにあるはずなんだけど・・」と見つかりそうで見つからない時のもどかしさや地道な探察作業の苦労が文面から伝わってきます。船や飛行機が沈没する過程はフィクションとして描かれているけど、実際そんな感じだったんじゃないかと想像をふくらませてくれる。特に飛行機が崖に激突して、破損したプロペラが乗員を切り刻んでしまう描写がゾクッとした。超能力者の力も借りるも、結局発見できなかった時の気まずさが何とも言えない。2017/02/08
