出版社内容情報
世界17カ国で翻訳! 映画化決定! 少年が見つけた古書。そのページは空白だった! 図書館から始まる冒険ファンタジー。
内容説明
何も書かれていない空白の本?オックスフォードの図書館で少年ブレークは不思議な古書を発見する。やがて浮かび上がる謎かけの詩、迫り来る追跡者…。一方、15世紀のドイツでは、印刷機の発明家グーテンベルクの元で修業する少年エンデュミオンが旅に出た。全世界を支配できるその本を守るため―。時空を超えた少年たちの冒険ファンタジー。
著者等紹介
スケルトン,マシュー[スケルトン,マシュー][Skelton,Matthew]
1971年イギリスのサウサンプトン生れ。4歳の時にカナダに引っ越し、子供時代はアルバータ州エドモントンで過ごす。アルバータ大学の英文科を卒業。その後、オックスフォード大学で博士号を取得。『エンデュミオンと叡智の書』がデビュー作
大久保寛[オオクボヒロシ]
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
14
子供向けの小説とはいいながらかなり、ビブリオマニア向けの感じの本だと思います。エンデの「ネバーエンディングストーリー」を思い起こさせてくれる部分もあるのですが、もう少し現実的な教養小説的な要素もあります。好みが分かれる本だと感じます。映画化権を獲得している割には映画化されたという話を聞かないのもここら辺に理由があるのかも煮れません。2014/02/25
miroku
11
全ての知識が収められた本。 ・・・欲しい!2010/11/06
やまゆ
6
冒険してるようで実際は限られた舞台、時空を超えた設定がもうちょっといかされていると面白かったかも。印刷の発明のウラでこんな話がホントにあったら、やっぱりワクワクするな。2015/12/15
Hisatomi Maria Gratia Yuki
4
あまりにも普通というか、むしろ凡庸な少年が主人公なのが新鮮だった。過去編はどうやって海を渡ったのかとか、大学街に着くまでや大学での人々とのかかわりをもっと読みたかった気もする。ただところどころ翻訳の日本語が「?」な言葉選びがあり、ストーリーに乗るのに時間がかかるし乗ってからも「なぜその表現?」と引っかかる。他の方も書いている「のどをゴクゴクさせた」も「のどがゴクゴクいった」くらいにならないものか。あと43ページで表題が出てくるフォントがファンシーすぎてストーリーにそぐわないと思った。2021/03/28
koutaquarter
4
ストーリーは地味だったけど、それ以上に訳がひたすら合わなかったのでストレスフルだったって文句しか出ない。たとえば首絞められて苦しんでる主人公が「のどをゴクゴクさせた」ってどういう了見でこんな風に訳したのか。理解に苦しむ。2015/01/04