新潮文庫
殺したのは私

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  • サイズ 文庫判/ページ数 585p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102166185
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

何不自由ない生活を送るモリーは、ある日突然夫殺しの罪で起訴された。誰が見ても犯人は彼女しかあり得ない状況。しかも彼女には、その時の記憶がまったく無い。本当に自分は人を殺したのか?5年半の服役を終え、やっと我が家に戻った彼女は真相解明を決意する。そして再び彼女を襲う悪夢…。新たな死体が生れ、記憶は失われた。巧妙な筋立てが光る長編ミステリー。

著者等紹介

クラーク,メアリ・ヒギンズ[クラーク,メアリヒギンズ][Clark,Mary Higgins]
1929年ニューヨーク生れ。幼な馴染の夫と死別後、ラジオのプロデューサーとして働きながら5人の子を育てた。’77年『誰かが見ている』でベストセラー作家となり、速い場面転換と視覚的サスペンスに富んだ描写で多くのファンを魅了している

深町真理子[フカマチマリコ]
1931年東京生れ。タトル商会勤務を経て翻訳家に。堅実な訳文は定評がある。’80年、延原謙賞受賞

安原和見[ヤスハラカズミ]
鹿児島生れ。東京大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒猫

17
10年来の積読本。夫殺しで起訴されたモリー。5年の服役後、メディアに向かって、自分は無実と訴える。それに応えたのが同級生でTVリポーターをしているフラン。TVのモリーの事件の企画番組を担当し、取材、調査を進める。モリーはお姫様キャラ。完璧な容姿のお金持ち、料理が好きで釈放後にルンルン♪サンドイッチを作ったり可愛らしい人。でも、事件後の記憶喪失は演技?という疑惑もぬぐえない。そして周りは嘘つき、嫌なヤツばかり。2020/04/12

ラス太

4
この作者の本はは初めて読んだけど満足した。続きが気になってページを繰る手を止められないし、いわゆる手に汗を握るハラハラぶりもお見事。しかし、せっかく上質のミステリなのにいろんなところで不満が残る。最大の不満がそもそも主人公はどうして殺人事件の記憶がないのか、ここに論理的な説明があると思ったのに有耶無耶だったところ。でもこの作者は覚えておこう。70点。2012/08/24

アルゴン

1
★★★★ やったかどうか分からない殺人の再犯の疑いで窮地に立たされた状況で見えない敵と相対するモリーとそれを助けるフラン。相手が分からない不気味さで相当ハラハラさせられました。2015/03/09

hiroko

0
ブクオで見て再読。またほかの作品も再読したくなった。2016/04/05

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

0
2003年8月11日

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