内容説明
七歳のぼくは、病気のパパのお見舞いにNYに来た。でもママが、おばあちゃんにもらったメダルをお財布ごと落しちゃったんだ。ぼくはそれを拾った女の人を必死に追いかけた。パパを救ってくれる大事なお守りだもの。ところがその人の家には、脱獄犯の弟がお金をせびろうと待ち構えていた。そしてぼくを人質にして逃亡しようとした…。感動とサスペンス溢れるクリスマスの追跡劇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
30
クリスマス・イヴのNYC。重病の父親のお見舞いに聖クリストファーのメダルを持って行こうとしていたブライアン。メダルの入った母親の財布が落ち、拾った女の後を追っていくと…息をもつかせぬ緊迫のシチュエーションなのに絶対助かると安心して読んでいられるのはクリスマスものだからかも。クリスマスには誰もが良い人になれると言うこと。この犯人を除いて…2020/11/24
Tadashi_N
29
図書館のオススメ本コーナーにあった。センスの良いお話。2019/12/12
ごへいもち
22
こういうのを読みたかった。予定調和、クリスマス精神、ひねりが無い。お気楽な読書^_^。もっとこういうのないかなぁ2021/04/16
おぎにゃん
14
これがクリスマスサスペンスというものか。大雪のクリスマス・イヴに、ひょんなことから、凶悪刑務所脱走犯に誘拐された7歳の少年。そして、少年の父親は突然の重病に侵されていた…クリスマスイブなのに、不幸のどん底に陥った少年とその家族、そして、脱走犯を弟に持ったばかりに、警察に目をつけられ、これまたクリスマス・イブに不幸のどん底に追いやられる女性とその娘。だが、神は彼らを善良な子羊たちを見離さないのである…彼らには、飛び切り粋で嬉しいハッピーエンドが待っているのである…思わず泣いてしまう。掛け値なしの傑作である。2014/12/17
スイ
12
久しぶりの再読。 疾走感があり、きゅっとまとまっていて面白い。 悪役が救いようがないのもあって完全にすっきりとはしないが、クリスマスストーリーらしいラストだ。2019/01/11
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