内容説明
アリスとの情事はなぜバレたのか?アリスが裏切ったのか、それとも何かの罠だったのか?裁判を前に、得意のハッキング技術を駆使してアリスとその夫の調査を開始したジョーダンは、彼らの意外な過去へと突き当たる。果たしてジョーダンは無罪を勝ち取り、元の詐欺師生活に戻れるのか。それとも今までの悪事が暴かれるのか。絶妙の騙し合いが興奮を呼ぶ、巨匠の知的サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
2
法廷シーンが実に面白い。下巻冒頭から繰り広げられる裁判シーンは本書の白眉と云えるだろう。とどのつまり、一時期法廷ミステリが活況を呈したのは、一般人にはなじみが無い世界である珍しさもさることながら、他人のプライヴェートがどんどん暴露されてしまうことを知る読者の野次馬根性を大いに刺激している事も認めざるを得ないだろう。結局のところ、他人の不幸ほど面白い物はないということか。主人公が詐欺師にもかかわらず、非常に胸の空くエンディングが用意されている。近年の彼の作品の中でもベストだとここに断言したい。2010/04/15
夜梨@灯れ松明の火
1
図書館。2017/07/05
Go & Mocha
1
法廷でのやりとりには、引き込まれた。けど弁護士と裁判官ってどうしてこんな難関な言葉を使うのだろう。終わり方が物足りなかった。残念賞です。2015/11/19
ごへいもち
1
面白かった。ペリーメイスンなどは違って、あまりさっさと進まないのは現代だから しかたがないか。ある程度はリアルっぽくしなくては 許さないん読者もいるんだろうなぁ。物語のスピードを落さずに リアルっぽくするのは 現代の小説家の義務かもしれないが 読者は適当に端折って読む権利があると思った2008/09/02
RIN
0
★★★