内容説明
月曜日、セーヌ川の遊覧船の舳先に飾られていた年若い女性の生首。さらに、火曜日、水曜日と、欧州各地にばらばら死体の一部が届けられた。FBI欧州連合「ユーロポール」特捜班に抜擢された心理分析官クローディーンは、フランスを震撼させたこの猟奇事件の犯人像割り出しに取り組んだ。だが、彼女の必死のプロファイリングを嘲笑うかのように、惨殺体が相次いで発見されていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
1
率直に云えば、可もなく不可もない作品。職業作家としてのフリーマントルの職人技で作られた作品という印象が強い。それはこの小説で語られる事象が、ヨーロッパ各地で起こる凄惨な事件と平行して、自殺した夫に関するインサイダー取引疑惑、サングリエのユーロポールにおける自らの優位性を高めるための権謀術数など、色んな要素が絡み合っていることによる。現代の小説では1つの事件について集中的に語り、解決まで至るのはお得感もなく、また単調とみなされがちで、評価も低いだろうが、今回はかえって事件への視点がぶれ、散漫な感じを受けた。2009/10/17
さるたろ
0
何もしないのは、どうしていいのかわからないのと同じく、いずれも弱さと見なしている彼女には本来性に合わないことだった。2015/04/23
シラタマ
0
訳が微妙。言い回しが古臭い。2014/05/31
ばかぼんまま
0
なんとか賞受賞作だそうだけど、ひ、ひどすぎる。読むのに時間がかかったのに、無駄な時間となりました。
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