内容説明
仕事優先、家庭を顧みぬまま地元の大企業のCEOにまで上り詰めたニック。しかし、同業他社の中国への移転により業績は悪化、大株主の投資ファンドからは従業員5000人の解雇命令が。従わなければ会社は身売り?社内では孤立、家族からは疎まれ、外を歩けば敵意の的となったニックが苦悩するなか、解雇した元従業員の変死体が発見された―。“会社人間”必読の企業サスペンス。
著者等紹介
フィンダー,ジョゼフ[フィンダー,ジョゼフ][Finder,Joseph]
1958年シカゴ生れ。少年時代をアフガニスタン、フィリピンなどで過ごす。エール大卒業後、ハーヴァード大ロシア研究センターに進み、その後同大学で教鞭を執る。24歳のときにソビエト指導者とアメリカ財界人との癒着を暴露したノンフィクション“RED CARPET”で脚光を浴びる。以後、著名紙誌で数々の評論を発表。’91年に刊行された処女長編小説『モスコウ・クラブ』はソビエト崩壊を予言したものとして話題となった
平賀秀明[ヒラガヒデアキ]
1956年、埼玉県生れ。早稲田大学法学部卒業後、通信社勤務などを経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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