出版社内容情報
刑務所暮らしを強いられたハリー。彼の生存を信じるエマ。多くの野心と運命のいたずらが二つの家族を揺さぶる、シリーズ第2部。
アメリカ上陸と同時にハリーを待ち受けていたのは、突然の逮捕劇と不条理な刑務所暮らしだった! 一方イギリスでは、皆がハリーの死の報せに打ちひしがれるなか、エマだけが愛する彼の生存を信じ続ける。真相を探るため、単身米国に乗り込むエマ。重大な真実を秘めたある本に出会い……。二つの家族の運命が、大西洋を越えて揺さぶられる、大波乱の「クリフトン」シリーズ第2部!
内容説明
アメリカ上陸と同時にハリーを待ち受けていたのは、突然の逮捕劇と不条理な刑務所暮らしだった!一方イギリスでは、皆がハリーの死の報せに打ちひしがれるなか、エマだけが愛する彼の生存を信じ続ける。真相を探るため、単身米国に乗り込むエマ。重大な真実を秘めたある本に出会い…。二つの家族の運命が大西洋を越えて揺さぶられる、大波乱の「クリフトン」シリーズ第2部。
著者等紹介
アーチャー,ジェフリー[アーチャー,ジェフリー] [Archer,Jeffrey]
1940年英国生れ。’66年に大ロンドン市議会議員として政界デビュー。’69年には最年少国会議員として下院入りを果した。一代貴族(ロード)
戸田裕之[トダヒロユキ]
1954年島根県生れ。早稲田大学卒業後、編集者を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみねこ
75
さすがアーチャー、刑務所内部の事情に詳しい!自己の経験を無駄にしていないって妙なところに感心したり。物語は刑務所に入れられたハリーと、ハリーの死を信じられずに単身アメリカに渡ったエマ、ドイツ軍との戦いに身を投じた親友ジャイルズの章が交互に出てくる。面白さにページをめくる手が止まらない。下巻に行きます!2013/12/18
megumiahuru
64
第1部『時のみぞ知る』のエンディングで、あまりにも続きが気になって苦悩の日々を送ったことを教訓に、「クリフトン年代記」第3部『裁きの鐘は』が出るのを待ち、満を持して読み始めました。やはり正解!止められない止まらないです。運命の強烈な一撃に、登場人物たちが素早い機転で反撃してゆく。アーチャー作品の魅力はやはり主人公らのあきらめない前向きさでしょうね。やられてもただでは起きないしたたかさ。きっと、作者本人もそういう方なのでしょう。下巻も楽しみです!2014/05/07
財布にジャック
64
初っ端から思ったのとは全く違う方向に物語が進み始めました。この小説の魅力は、語り手が沢山いることです。沢山の人物の視点から描かれるので、面白さが倍増しているように感じられます。そして、転んでもただ起きない作者は刑務所に入った実体験をここで生かしてくれています。流石アーチャー!2013/11/08
アッシュ姉
60
クリフトン年代記第二部。面白くて面白くて、ゴクゴク読めちゃいます。もはや読み物じゃなくて飲み物。上巻はハリー、エマ、ジャイルズの視点。三人ともとっても素晴らしい子たち。すっかり姉さん目線で応援してます。持ち前の賢さと勇気をもって、運をも見方にし、どんな困難にも負けずに立ち向かっていく様子は、読んでて気持ちがいい!前向きになれるし気分が上がる!時代は第二次世界大戦へ突入し、さらなる波乱の予感。一体どうなってしまうのか。あれもこれも気になって仕方がない。急いで下巻へ!2015/05/15
にいにい
51
ジェフリーアーチャーのクリフトン年代記の第1部を昨年8月に読んでいたときは、続きがあると知らず、久しぶりのジェフリーアーチャーなのにつまらない作品と思っていたが、続きがあると知り、第3部も入手してから、余裕を持って読んだ。ジェフリーアーチャーの十八番である寸前の所ですれ違ったり、別の問題が発生するヤキモキ展開が、思いっきり楽しめた。下巻も続けて読むぞ。良いつなぎの1冊。2014/06/02