内容説明
高校卒業以来、他人を騙し、裏切り、蹴落とすことでスーパー・エリートとなったヘンリー。だが、自分を捨てた恋人を見返すべく戻った故郷で、彼女が当時、死期が近いとすでに悟っていたことを知らされる。絶望感に包まれ、ホテルのバルコニーへと歩を進めるヘンリー…と、その背にメイドの声。「すべてにきっちり片をつければいいのよ」こうして彼女との奇妙な贖罪ツアーが始まった。
著者等紹介
シェパード,ジョン・スコット[シェパード,ジョンスコット][Shepherd,John Scott]
1964年、クリーブランド生れ。ミズーリ大学カンザスシティ校卒業。広告会社勤務を経て、2001年に『リーマン・ジョー!』で映画脚本家としてデビュー。その後、『ブロンドライフ』の脚本を共同執筆。妻子とともにカンザスシティ在住
矢口誠[ヤグチマコト]
1962年、東京都生れ。慶応義塾大学卒業。出版社勤務を経て翻訳家に
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感想・レビュー
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KAZOO
5
この作品は途中でダウンしていたのですが、読みなおしてみると一気に読んでしまいました。最後に驚きの仕掛けがあるのですが、まあハッピーエンドの終わり方でよかったと思います。当時映画化されると聞いていたのですが、私のチェック漏れなのか、映画を見たという人を聞いたことがありません。トム・クルーズ似の主人公ということなのですが。2013/09/16
ぺーいち
2
2011年の三文小説No.1決定。ウィットのきいた小粋な会話は好みでした。ただ、そこに割り込んでくるお涙頂戴がなんとも無粋。2011/08/25
きんた
0
題名からは想像できなかったせいもあるけど、完全にやられた。涙腺がゆるんでしまうシーンが何度かあった。90点。2017/02/01
まさ
0
ありえね〜とか思わせる暇無く、一気に読めますね。 ハッピーエンドに向かって突き進む様、いいじゃないですか!2013/08/14
へー
0
面白いっちゃ面白い。これまでにしてきた悪行を謝罪して回る、というお話。ただ、訳がイマイチなのか、ところどころ「???」となる場面も。最後のオチも・・・2011/10/29