内容説明
カメラマンとして活躍するアバタンジェロは、陰では麻薬密輸組織のリーダーでもあった。彼はある賭博場でシェルという赤毛のカード・ディーラーと運命的に出会い、お互いに恋に落ちる。これを機にアバタンジェロは麻薬の密売から足を洗い、シェルと幸せな生活を築こうと決意。しかし、それは彼にとって奈落の底への転落の始まりだった―。新鋭による野心的クライム・ノヴェル。
著者等紹介
コーベット,デイヴィッド[コーベット,デイヴィッド][Corbett,David]
15年にもわたり、調査員としてサンフランシスコの私立探偵事務所で勤務する。その間、ピープルズ・テンプル集団自殺裁判を含む数多くの大きな事件を手がける。1995年に探偵業を引退。その後、愛妻テリと共に法律相談所を設立し、貧困やエイズの被害に苦しむ人々の相談に従事する。カリフォルニア北部に在住
小林宏明[コバヤシヒロアキ]
1946年東京生れ。明治大学英文科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
城橋こう
0
図書館本。タイトルから悪女ものだと思って借りたら違いました。原題がThe devil’s redheadなため、訳は間違っていないのにタイトルで損をしている気がします。シェルは人を誑かそうとか騙そうとかはしていないし、むしろしょうもない人間を救おうと頑張っていました。クライムノベルというと、どうしても積極的に罪を犯しに行く方を想定しがちですが、この本は違います。刑期を終えた彼らが人生を取り戻そうともがく話です。2017/02/24
himehikage
0
カタギに戻ろうとしてもすんなりとはいかない前科者の一途なラブストーリーだが、なんだか息苦しい文章2005/09/14
-
- 和書
- 重森三玲の庭園