内容説明
闇に覆われた謎の街。娼婦ばかりを標的に、連続殺人が発生する。容疑者ジョン・マードックは記憶を喪失していた。僅かな記憶の断片を頼りに、真実を追うジョン。そして彼を追う刑事バムステッドと妻のエマ。だが、彼らにもまた、不気味な黒い影が忍び寄っていた。ストレンジャー―宇宙の寄生体。彼らは人間の「記憶」を奪おうとしていた…。超絶スケールの新世紀SFスリラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
1
98年の同名米映画のノベライズ本。公開時の記憶が全くなかったので、本棚の奥から本書とDVDを発掘してとても驚いた。著者のローリアは「エンド・オブ・デイズ」「ピッチブラック」も書いている。読後の印象については訳者の安藤氏の解説が良い。ジャンルはSFでちゃんと(?)地球外生命体が出てくる。アングラ基調なので、夢落ちだったら怒るゾと思っていたが杞憂であった。観るべき特撮の場面が明確に文章化されている。解説にも出た「クロウ/飛翔伝説」の他、「マトリックス」「シン・シティ」等が連想される。ではDVDを。★★★★☆☆2012/11/04