内容説明
CBAネットワークの看板番組〈ナショナル・イヴニング・ニュース〉の人気キャスター、スローンの家族3人が誘拐された。犯人からは何の反応も要求もない。一体何のために、誰が?どうして本人ではなくて、家族か?人命尊重と報道義務のジレンマに苦しむCBA。しかもスローンはかつて、人質を犠牲にしてもテロリズムに屈すべきではないという強硬論を唱えたことがあった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
1990年作長編10作目、今作の舞台はテレビ局。CBAネットワーク人気キャスタースローンの家族が誘拐された事件を誘拐者側と事件の真相を追及するパートリッジを中心としたテレビ局側と双方から描く構成。当時のローテクなりの犯人の誘拐手法やテレビ局の報道手法の詳細な描写は作者らしく目に浮かぶ様で映像向きですが群像劇スタイルではなく警察の役割をテレビ局にしたサスペンスの印象。読み応えはありますがちょっと冗長なまま上巻終了。後半の展開に期待します。2024/07/29
Hitoshi
1
1990年の作品。CBAニュースのナショナル・イブニング・ニュースのニュースキャスタークロフォード・スローンの家族が誘拐される。 第一部:小型機と空中衝突して、エアバスA300が火災が発生してダラス=フォート・ワース空港に緊急着陸を試みるという第一方から始まる。 第二部:スローン・ファミリー(妻のジェシカ、息子ニッキー父アンガス)がグランド・ユニオン・スーパーマーケットで誘拐される。それを伝えるCBAニュース速報の余波が全国に広がる。2023/08/31
7H
1
10数年ぶりに再読。テロの内容が今に通じるところがあり、いつの時代も変わらないのだと思った。下巻に続く。2019/10/21
bluemint
1
誘拐事件を通してニュースの組み立て方を説明する。さすがにうまい。とんでもないところに連れて行かれて、この後どうなるんだ?2017/02/25
yukichi
1
少し長いなあ、とは思いました。緊張感のなか下巻へ。2012/11/05
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