出版社内容情報
17世紀のメアリー・アステルの時代から最近の#MeToo運動まで、フェミニズムの流れを追いながら、先住民族、ブラックフェミニズム、LGBTQなどマイノリティの問題や、アジア・イスラム圏のフェミニズムなども広く取り上げ、オールカラーの写真と図解でわかりやすく解説、その歴史と全体像を捉える待望の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
15
まさに題名通り、フェミニズムの歴史を紐解くことにより、そこからうまれた概念や偉人の紹介、エピソードなどが解説されています。フェミニズムが、一つのイメージだけで語れるような単純なものではないことがよく分かる内容で、興味深く読みました。2020/08/08
KUMYAM@ミステリーとSF推し
5
これもちびちび読み。図鑑というだけあって?通読するのはなかなか骨が折れた。でも「ヒドかった」昔が思ってたほど昔ではなく、意外と私の子供の頃だったりして、そりゃまだまだ道半ばなわけだ、と納得。場を白けさせるのまで暴力的と言われたら黙るしかないじゃんね。2021/03/30
アルクシ・ガイ
4
フェミニズムは一枚板ではない。同士よ!と差し伸べた手を、一緒にしないで!と払い除けられる可能性は、常に念頭に置くべきだ。これはどんな分野でも同じだが、ことフェミニズムでは注意しておかないと。同調圧力をもちだしたら、200年前に逆戻りしてしまう。2021/01/19
kenitirokikuti
4
図書館にて。オリジナルはペンギン・ランダムハウス社から2019年に刊行。訳者あとがきによると、〈読者のフェミニズムという言葉への抵抗感を少しでもやわらげようという編集部の配慮で「フェミニズム色のない」訳者二名が本書を担当することになった。〉三省堂なので、事典あつかいだろうか?▲用語解説 インターセクシュアリティ≠インターセックス(カナだと自分もよく誤認しがちだなァ。後者は交差)。ノンバイナリ、パソコン用語の「バイナリ」とは違いすぎて戸惑う。性別[男,女]はバイナリで、[男,女,その他]ならノンらしい。2020/08/30
takao
2
ふむ2023/02/04