内容説明
チムニーズ館に招かれた客の一人が、睡眠薬の飲みすぎで死んだ。朝寝坊の彼を驚かそうと、ベッドの下に置いたはずの8個の目覚し時計は、なぜかマントルピースに整然と並んでいた。しかも7個だけ―。冒険好きのバンドルは、謎の解明に乗り出した。そして次の犠牲者が―。セブン・ダイヤルズの秘密とは?訳知り顔のバトル警視は、一体何を知っているのか?軽快な長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
60
すごいドキドキで、あっという間に読み終わった。名前が覚えにくいが苦にならない、とても読みやすく引き込まれるお話だった。 しばらくしたら、また読んでみたい。 2023/12/02
Jun Shino
2
小気味好いサスペンス・ミステリ。登場人物たちがちょっと魅力的。裕福な年配の人々と、主人公ともいえるバンドルことアイリーン・ブレント、ジェリーの妹ロレイン、また若い男性たちのエネルギーが対比されてるのかな、と感じた。連続殺人、秘密の会合、バンドルの冒険、撃ち合いと見どころが多く飽きさせない。ミステリーとしても丁寧で最後の方にわっとネタばらしするとこも興味を惹く。あまりスケール感はないが、男女の群像を描きつつ、謎解きとドキドキ感を盛り上げている。小気味いい逆転劇。そこはアガサ、まあまあ楽しかったかな。 2018/04/24
岩咲永花
1
うーん、予想できない結末! 登場人物の冗談を交えたやりとりがクスッと笑える。2018/03/10
shinobu
1
久しぶりの再読。黒幕は分かっていたけれど、終盤のどんでん返しには再びびっくりさせられた。読後爽やかな青春冒険ミステリーだなあ。クリスティのヒロインはみんな魅力的だけど、バンドルが一番好き。2017/05/07
チェス
1
昔の本引っ張り出して読んだ。今では訳が少し古いけど、それがかえってユーモラス。謎解きはさすがに面白かった。2017/02/03