新潮文庫<br> ジゴロとジゴレット―モーム傑作選

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ジゴロとジゴレット―モーム傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102130285
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

『月と六ペンス』のモームは短篇の名手でもあった!ヨーロッパを舞台とした短篇八篇を収録。??大人の嗜み?≠フ極致ともいえる味わい。

避暑地でダイエット中の中年女性たちの前にスレンダーな女性が現れて巻き起こる痴話喧嘩。結核療養所での患者同士の結婚式。占領軍のドイツ兵の子を身ごもったフランス人女性の気丈。政治家が精神科医に告白する屈辱的な幻視。ホテルで危険な芸をみせて生計を立てる夫婦の悲哀。ヨーロッパを舞台に、味わいと企みと機知とユーモアに彩られた大人の嗜みの極致八篇を新訳で愉しむ。

内容説明

避暑地でダイエット中の中年女性たちの前にスレンダーな女性が現れて巻き起こる仲間割れ。結核療養所での患者同士の結婚式。占領軍のドイツ兵の子を身ごもったフランス人女性の気丈。政治家が精神科医に告白する屈辱的な幻視。カジノで危険な芸をみせて生計を立てる夫婦の悲哀。ヨーロッパを舞台に、味わいと企みと機知とユーモアに彩られた大人の嗜み、その極致八篇を新訳で愉しむ。

著者等紹介

モーム,サマセット[モーム,サマセット] [Maugham,William Somerset]
1874‐1965。イギリスの小説家・劇作家。フランスのパリに生れるが、幼くして両親を亡くし、南イングランドの叔父のもとで育つ。ドイツのハイデルベルク大学、ロンドンの聖トマス病院付属医学校で学ぶ。医療助手の経験を描いた小説『ランベスのライザ』(1897)が注目され、作家生活に入る

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954(昭和29)年岡山県生れ。翻訳家、英文学者。法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

100
8作の短編。モームの傑作選と名打っているだけに全てが良作だった。あらゆる心理を色々な角度から光を当てたり、奥底の闇を炙り出したり、人間の業をまざまざと突きつけられた。激動のヨーロッパでモーム自身も苦難続きだったと思う。その中での才気溢れる視点に感服です。特に「征服されざる者」の意地と狂気、「サナトリウム」の時と命の重さが良かった。(^o^)2017/07/23

マエダ

99
モームと金原瑞人さんの組合せは本当に面白い。短編集であり自分の好みは「アンティーブの太った女」と「征服されざる者」の二つである。2016/06/27

はたっぴ

97
とても読みやすく読後感の良い短編集。それぞれの物語がありきたりではなく『月と六ペンス』のように個性的で、読み終わった後もパラパラと読み返してしまう。面白かったのは女性が主役の『アンティーブの三人の太った女』と『ジェイン』だ。男性目線の鋭い観察力と豊かな表現力で、痛いところを突いてくるなという感じ。読んでいて口元が緩みっぱなしだった。唯一、救いがなかったのは戦争の犠牲となった『征服されざる者』だ。モームの戦争への厳しい眼差しを感じながら読み耽った。読書好きにはたまらない〝楽しみ〟が詰まった一冊といえる。2017/09/13

星落秋風五丈原

96
モームの作品は小説家を目指す人にとってまさにお手本だ。性格だけでなく人物描写が実に詳しい。表題作 「ジゴロとジゴレットGigolo and Gigolette」はカジノで危険な芸を見せている夫婦が主人公だ。まず起承転結の「起」は、主人公の脇役達の描写から始まり、彼等の会話によって、まず外側から見た主人公―芸人夫婦が描かれる。次に「転」では、実際の芸の披露、「転」に当たる所で、夫婦をある人達と出会わせ、彼等の内面が初めて描かれる。そして彼等の選択に注目を集めた所で「結」という整った形をしている。 2018/08/22

びす男

87
モームの観察眼が光る短編集。気まぐれを含んだ登場人物らの意思に、リアリティが感じられる。人間とは不思議なもので、それを型にはめることなくそのまま作中で表現している。随所でチクリと刺してくるようなユーモアが散りばめられているのも、面白い。滑稽で、真剣で、優しい。現実より、真実味のある物語が揃っている。2015/11/09

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