出版社内容情報
ヒースの丘、ハリエニシダが茂る情景の中で描かれる宿命的悲劇……英国作家ハーディに魅せられた村上春樹・柴田元幸の特別解説付。
19世末の英国ヴィクトリア時代。風が渡る荒野(ヒース)とハリエニシダの茂る田園風景の中で、運命に翻弄される主人公たち……美しい若妻ガートルードの腕に残された呪いの痣をめぐる悲劇的な人生を描いた傑作「呪われた腕」、妹の婚約者との密やかな愛の葛藤を綴る「アリシアの日記」他、「妻ゆえに」「幻想を追う女」など珠玉の全八編を収録。村上柴田翻訳堂シリーズ、復刊第一弾!
内容説明
19世紀末の英国ヴィクトリア時代。風が渡る荒野とハリエニシダの茂る情景の中で、運命に翻弄される主人公たち…美しい若妻ガートルードの腕に残された痣をめぐる悲劇的な人生を描いた傑作「呪われた腕」、妹の婚約者との密やかな愛を綴る「アリシアの日記」ほか、「妻ゆえに」「幻想を追う女」など珠玉の八編を収録。「ハーディ短編集」を復刊・改題。「村上柴田翻訳堂」シリーズ。村上春樹×柴田元幸「特別解説」付き!
著者等紹介
ハーディ,トマス[ハーディ,トマス] [Hardy,Thomas]
1840‐1928。英国南部ドーセット州生れ。19世紀ヴィクトリア朝後期の英国文学を代表する作家の一人。同州のあるウェセックス地方を舞台に、14冊の長編小説、4冊の短編集ほか、多くの詩歌を残した
河野一郎[コウノイチロウ]
1930年、大阪府生れ。英文学者、比較文学者、翻訳家。東京外国語大学、フェリス女学院大学名誉教授。専門は現代イギリス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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