内容説明
第一次大戦に赤十字の傷病兵輸送隊員として参戦したヘミングウェイは、砲撃による重傷で、ミラノの赤十字病院に運ばれた。そして、彼の人生を大きく左右する女性と出会った。19歳の精悍な青年と7歳年上の美しい看護婦アグネス。戦火の中、二人の心は激しく燃え上がる。結婚を考えるほどに…。名作『武器よさらば』の背景をなす悲恋を、日記や書簡を中心に構成した迫真のドキュメント。
目次
第1章 イタリアにおける赤十字ドライヴァー
第2章 アグネス・フォン・クロウスキーの日記
第3章 ヘミングウェイ宛のアグネスの手紙
第4章 イタリアからのヘミングウェイの手紙
第5章 ヘミングウェイとイタリアの遺産
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
viola
3
ヘンリー・ヴィラードとは、第一次大戦でヘミングウェイ、そしてあのアグネスと知り合った男性。『武器よさらば』のあの恋愛は、ヘミングウェイと看護師アグネスとの恋がベースとなっているというのはあまりにも有名な話。ヘミングウェイ⇒アグネスの手紙は残っていないものの、アグネス⇒ヘミングウェイの手紙は多く残っており、本書で読むことができます。アグネスは後にヘミングウェイの恋人といわれることを嫌がり、事実を否定しているようですが、手紙は嘘をつきませんよね。映画は長いこと観たかったのですが、レンタル化していないのでまだ未2013/03/05
なぎ
2
ヘミングウェイって ナイスガイだったんだ タイプかもー 他の作品も読んで見ようと 思った 誰が為にーと日はまたー再読したい2010/12/14
sasha
0
アグネスの日記と手紙。ヘミングウェイに対する記述のギャップは何故なのだろう。彼女の気持ちはどちらが本当だ?2011/04/16