出版社内容情報
船上民族であるジプシャンの賢人、心優しい気球乗り、強く勇敢なよろいグマ(パンサービョルネ)に、空を飛べる美しい魔女。冷徹なコールター夫人に追われながらも真理計(アレシオメーター)から正確に真実を読み解き、守護精霊(ダイモン)以外にも信頼できる仲間を得たライラ。しかし、辿り着いた敵地・ボルバンガーで待ち受けていたのは、あまりにおぞましい人体実験だった。そうまでして大人たちが追究する〈ダスト〉の正体とは一体――?
内容説明
船上民族であるジプシャンの賢人、心優しい気球乗り、強く勇敢なよろいグマに、空を飛べる美しい魔女。冷徹なコールター夫人に追われながらも真理計から正確に真実を読み解き、守護精霊以外にも信頼できる仲間を得たライラ。しかし、辿り着いた敵地・ボルバンガーで待ち受けていたのは、あまりにおぞましい人体実験だった。そうまでして大人たちが追究する“ダスト”の正体とは一体―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
64
下巻はもう先が気になるので最後までノンストップ!…が!やはり三部作となっているため、続いてるではないか〜。「神秘の短剣 上巻」に続くようだが、どうやら第二幕も波乱の予感。主人公ライラはもちろん、彼女の守護精霊のパンタライモンやクマの戦士イオニク、ジプシャンの賢者に魔女の女王と魅力的なキャラ揃い。しかし、コールター夫人につづき、アスリエル卿までが…(涙)。映画の続編が打ち切りになった理由として、宗教の存在意義や教会権力の腐敗にまで深く切り込んだ内容が問題視されたというような話もあるようでなんとも残念。2021/10/02
せんにん
8
ジプシャンのリーダー、心優しい気球乗り、鎧グマに魔女。仲間と出会い、進み続けるライラは旅の先におぞましい真実を見る…。"ダイモン"、"教権"、そして別世界。一人の男の野望が狂わせるものとは…?キリスト教的世界観に裏打ちされたファンタジー。世界をひっくり返す。大きな存在に純粋で奔放なライラが出会ってしまう…ってのが王道な冒険譚!って感じで良い。見事過ぎる"引き"で続刊へ。これで終わってしまった映画版、ほんとに悲しすぎる……。2021/08/28
topo
7
勇敢で行動力あるライラ、孤高の熊イオレク・バーニソン、魂を共有し痛みも喜びも全てわかち合えるダイモン(守護精霊)と、魅力ある登場人物と設定に一瞬で惹きこまれた。 迫力満点熊バトル場面は読み応え抜群。 謎や陰謀など仄暗い雰囲気があるのも好み。 結末がどうなるのかまだ全然想像もつかない。先を読むのが楽しみ。2022/11/19
奥田智徳
3
多少訳に難があるものの面白かった。くまが良かったw2021/06/26
k
2
後半すごかった。2022/11/11