• ポイントキャンペーン

新潮文庫
神秘の短剣〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102024140
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ライラとウィルは不思議な短剣を手に入れ、ウィルはその守り手となった。これを使えばどこでも空中に窓を切り開き、容易に別の世界へ行ける。しかしこの短剣を狙っている者はウィルの世界にも、チッタガーゼにもいた。追っ手は日に日に迫ってくる。ライラとウィルに課せられた使命とは…。気球乗りや魔女たち、そして天使たちまでも巻き込んで、物語はさらに大きく広がっていく。

著者等紹介

プルマン,フィリップ[プルマン,フィリップ][Pullman,Philip]
1946年、英国ノリッジ生れ。父親が英国空軍の軍人のため、子供時代は様々な国で暮らす。オックスフォード大学を卒業後、ウエストミンスター大学で英文学を教えるかたわら、小説、芝居の脚本、絵本などを発表。ビクトリア時代を背景とした小説The Ruby in the Smokeなど多くのベストセラーがある。現在はオックスフォード在住

大久保寛[オオクボヒロシ]
1954年、東京生れ。早稲田大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

257
真理計を持つライラ、そして神秘の短剣を手に入れたウィル。気球乗りのスコーズビーもマローン博士も、魔女たちもすべてが彼らのではなく、何者かの意思に動かされるように一点に集結していくようだ。あたかも、それが神による「召命」であるかのごとく。それは、これまで見る限りではキリスト教の神ではなく、むしろそれとは真っ向から対立するもののようだ。最後の戦いが反オーソリティの側(ライラの側)の勝利に終わるのか、それとも融和的な結末によって収束するのかは、まだ不分明なままだ。この巻の最後も再び壮大な構想を仄めかせて幕。2015/09/09

ケイ

142
子供が子供相手に本気で殺意を抱くところ、子供が大人に残酷に殺されてしまうところ、そして、悪に見えるものが複数あるために、何と何が助け合って、何が残っていくのかが見えないのが、この作品に独特のテイストを与えていると思う。愛を知るものは弱く、倒れていき、欲望に突き進む信念を持ったものは強い。さて、三部作の最終巻ではどう収束していくのだろう。すぐに知るのはもったいないので、少し時間をおこうかな。2017/09/05

mii22.

32
【ガーディアン1000】「真理計」を読み取る力を持っているライラ、そして不思議な力を持つ「神秘の短剣」を手にし、その守り手となったウィル。バラバラだったピースが次々とはめ込まれて壮大な物語の輪郭がはっきりと形創られるように謎であった部分が明かされていく。ハラハラするスピード感とドキドキするスリルと緊張感で物語に没頭した。それにしても、コールター夫人の存在感は半端なく凄い!!さあ、いよいよすべての人々を戦いへと向かわせる第3弾へ。2015/09/21

せ~や

21
過去に読了

せ〜ちゃん

20
★★★★ ライラの冒険シリーズ第2弾下巻。 ガーディアン誌必読小説1000。2021/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/521599
  • ご注意事項

最近チェックした商品