内容説明
精神と肉体、芸術と生活の相対立する二つの力の間を彷徨しつつ、そのどちらにも完全に屈服することなく創作活動を続けていた初期のマンの代表作2編。憂鬱で思索型の一面と、優美で感性的な一面をもつ青年を主人公に、孤立ゆえの苦悩とそれに耐えつつ芸術性をたよりに生をささえてゆく姿を描いた『トニオ・クレーゲル』、死に魅惑されて没落する初老の芸術家の悲劇『ヴェニスに死す』。
著者等紹介
マン,トーマス[マン,トーマス][Mann,Thomas]
1875‐1955。ドイツ、リューベックに生れる。実科高等学校を中退し、火災保険会社の見習い社員となるが一年で辞め、大学の聴講生となる。1894年、処女短編「転落」を発表し、詩人デーメルに認められた。1901年『ブデンブローク家の人々。ある家族の没落』で注目を集め、以降、「トニオ・クレーゲル」「ヴェニスに死す」「マーリオと魔術師」など活題作を次々と発表。’24年、11年の歳月を費やして長編『魔の山』を完成させた。’29年、ノーベル文学賞受賞
高橋義孝[タカハシヨシタカ]
1913‐1995。東京生れ。東大独文科卒。九大、名大等で教鞭をとる。翻訳の他、評論、随筆でも高い評価を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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