出版社内容情報
安心安全。人類を守るAI 全員がそう信じていた。この世界に病気や事故は決してない。AIによる徹底的な管理で人は死を遠ざけることに成功した。AIの判決を確認する仕事に就くミカサは、昨日起きた殺人事件の記録に疑問を持つ。記された犯行時刻、ミカサは確かにそこにいたはずだった――しかし目撃した記憶はない。調査を進める中で大きな闇が明らかになっていく。この社会に隠された秘密とは。謎が謎を呼ぶ予測不能のSF冒険譚降臨。
【目次】
内容説明
安心安全。人類を守るAI、全員がそう信じていた。この世界に病気や事故は決してない。AIによる徹底的な管理で人は死を遠ざけることに成功した。AIの判決を確認する仕事に就くミカサは、昨日起きた殺人事件の記録に疑問を持つ。記された犯行時刻、ミカサは確かにそこにいたはずだった―しかし目撃した記憶はない。調査を進める中で大きな闇が明らかになっていく。この社会に隠された秘密とは。謎が謎を呼ぶ予測不能のSF冒険譚。
著者等紹介
田中空[タナカクウ]
1975(昭和50)年、和歌山県生れ。神戸大学自然科学研究科物理学専攻修了。漫画家、漫画原作者として活動。『未来経過観測員』で小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
病気や事故は決してない。AIによる徹底的な管理で人は死を遠ざけることに成功した世界。AIの判決を確認する仕事に就くミカサが、昨日起きた殺人事件の記録に疑問を持つ近未来小説。記された犯行時刻、ミカサは確かにそこにいたはずだったのに目撃した記憶はない。調査を進める中で明らかになる矛盾、何者かに狙われる中で出会ったヤマモトやマキと絶対記憶者の存在、夢の中の猫人間。彼らが出会った謎の少年モナカが語るこの世界の真相。何も問題が起きない完璧な世界を作り上げれば平和な世界が続くわけではないのが人の難しいところですね…。2026/01/28
mayu
26
交通から生活や医療、裁判などすべてをAIが行う世界。AIは脳にアクセスして判断ができる犯罪が起こらない安心安全の世界で、自分の記憶に違和感を感じる事件が起こる…。最近興味のあるSFの世界なんだけど、思ったよりも壮大な世界がどんどん繰り広げられてちょっとお腹いっぱい感。ファンタジー色も後半にかけて強くなるから、もう少し現実よりの話が好きなせいもあるのかも。終わり方も少し都合が良くないかと感じてしまった。気付いた時にはすでにAIに支配された世界になっているのはありそうで怖いなぁと感じた一冊。2026/02/01
ひきにく
4
SFファンタジー作品。読む前はAIが普及した平和な世界で慎まやかに暮らす物語を想像していたが、実際はその真逆。目まぐるしく変わる世界で派手なイベントが次々と起こる物語だった。 想像と違う内容だったがこれはこれで私好み。本ならではの近未来SF設定を存分に生かして描きたいことをぶつけてくる。かつて人間が当たり前に出来ていたことが技術の進歩で不可能になった世界。そんな描写を見て様々なことを考えさせられた。 現実の未来がどうなるかは予想もつかないが、何かに依存しないと生きられない世界にはなってほしくないものだ。2026/02/01
vivahorn
2
前作の「未来経過観測員」を読んで面白い、アイディアの質も量も素晴らしいと感激した田中空の新作が出た。しかも文庫とはいえ一流出版社の新潮文庫からの出版である。AI中心のSF長編小説とのことで、前作からどれだけ進歩したかも気になり、今回は購入して直ぐに読んだ。本書の特徴は、平易な文章で書かれているので小学生高学年でも容易に読めそうな感じに纏まっている。また、数ページごとに副題が付いているので、ある程度ストーリーを予測できる。最後は少し入り組み過ぎるのが気になるが、概ね問題ない。最後は超ハッピーエンド。2026/02/06
さち
0
前作が好きなほうだったので期待しすぎたか、人間対AIのベタな話だったな~という印象。キャラが増えたあたりの会話は好きだったけど。2026/02/05




