出版社内容情報
グルメはB級、推理はA級、推しへの愛はSS級! ある日、職場で不可解な殺人事件に巻き込まれた潤子。事情聴取後、日課のジャンク飯を食べに向かうと、なんとそこには愛しの推し・天草茅夢(あまくさちむ)の姿が! 突然の出会いで興奮収まらぬ中、ジャンク飯への愛で意気投合した二人。事件のことを打ち明けると、彼は目を輝かせ推理を始めた。う~ん、この探偵、頭も良いけど何より“顔が良い”。推しが探偵で、助手が私の新感覚タッグミステリ!
内容説明
ある日、職場で不可解な殺人事件に巻き込まれた潤子。事情聴取後、日課のジャンク飯を食べに向かうと、なんとそこには愛しの推し・天草茅夢の姿が!突然の出会いで興奮収まらぬ中、ジャンク飯への愛で意気投合した二人。事件のことを打ち明けると、彼は目を輝かせ推理を始めた。う~ん、この探偵、頭も良いけど何より“顔が良い”。推しが探偵で、助手が私の新感覚タッグミステリ!
著者等紹介
森晶麿[モリアキマロ]
1979(昭和54)年、静岡県生れ。2011(平成23)年『黒猫の遊歩あるいは美学講義』でアガサ・クリスティー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オセロ
37
サラッと読了、面白かったですね。転職する度にとんでもない事件に巻き込まれる星野潤子とそこに必ず現れる潤子の推し・天草茅夢。ジャンク飯が共に好きなことから意気投合した2人が遭遇する事件の真相は無理があるともないとも言えない絶妙な塩梅…。そして一連の事件がラストに向かって収束していく疾走感のある展開と食欲を誘うジャンク飯のギャップが良かったです。2024/11/17
よっち
35
職場で不可解な殺人事件に巻き込まれた潤子。事情聴取後に日課のジャンク飯を食べに向かった先で、愛しの推し・天草茅夢と出会い一緒に事件を解決する連作ミステリ。突然の出会いで興奮収まらぬ中、ジャンク飯への愛で意気投合した2人が挑む、庭園の片隅で死んでいた当主の真相、シティホテルで亡くなったゲストが遺した双子の文字、奇術師の脱出王はなぜトイレの窓から脱出しようとしたのか。そして明らかにされる潤子の事情と探偵役の王子に抱く疑惑。ハイテンションでテンポの良いストーリーに、ジャンク飯がまた美味しそうな楽しい物語でした。2024/10/31
にゃおこ
34
娘が読みかけの本を置いて旅行に行ったので、(タイトルが良い)と寸借。やみつきになる要素てんこ盛り(ジャンク)なミステリとフードが出てくる、いい意味でチープで軽やかな読み心地でした。『カピバラでも入っていそうな』という、大きなトランクの形容をはじめ、クセになるフレーズがいくつか。2025/01/20
rosetta
27
★★★✭☆潜入捜査中の潤子はジャンク飯屋で推しのアイドルと知り合う。病みつきになる要素てんこ盛りと、同じ趣味で意気投合した愛しい相手に自分が巻き込まれた事件を相談すると、推しは美しい顔だけではなく抜群の推理力を見せた。こうしていくつもの事件に二人は関わっていく。まぁ他愛のない軽い読み物ではあるが、一話目で闇月家に代々伝わる和歌って言うけど五七五なら俳句だろう?!文庫書き下ろしとは言え新潮社ともあろうものがこんなミスを犯すとは嘆かわしい2025/02/04
ち~
24
殺人事件に巻き込まれた潤子が訪れるジャンク飯屋で、偶然居合わせる推しの俳優・天草と謎を解く4話。事件の謎、ハイカロリーのジャンク飯、最終話まで引きずる2人に隠された秘密…どれをとっても盛り盛りの盛りまくり。でも胃もたれする事なく美味しく読了。2024/11/04