出版社内容情報
内容説明
死者が生者を呑み込み、絶滅に至らしめる謎の現象「デス・ストランディング」によって、国家は崩壊し、人々は分断され孤立して生きていた。死の世界から帰還する能力を持つ伝説の配達人、サム・ポーター・ブリッジズは、育ての母である合衆国最後の大統領・ブリジットから、都市や人々を繋ぎアメリカを再建する任務を託される。ゲーム『DEATH STRANDING』完全ノベライズ!
著者等紹介
小島秀夫[コジマヒデオ]
1963(昭和38)年東京都生れ。ゲームクリエイター。’87年に初監督作品『メタルギア』でデビュー。同作はシリーズ化され、ステルスゲームというジャンルを確立した。2015(平成27)年末に独立し、コジマプロダクション設立。’16年ビデオゲーム業界のアカデミー賞と言われる「D.I.C.E.Awards 2016」で「Hall of Fame」を受賞するなど、世界的に高い評価を受けている。’19(令和元)年、新作ゲーム『DEATH STRANDING』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サケ太
25
魅力的な世界観。“デス・ストランディング”によって分断された世界。崩壊した国家。人々は孤立し居て生きていた。死の世界から帰還する能力者であるサム。配達人である、彼はアメリカ再建を義母より託される。彼が配達を行っていく中で出逢う人々。分断された世界の悲喜交々。敵と因縁、悲しき過去。分断された世界になって断てないもの。再構築される絆。2019/12/11
活字スキー
14
【死者が座礁してくるようになった。死者の世界とつながってしまった】謎だらけの怪現象デス・ストランディング(DS)によって分断され、荒廃した世界を再び繋ぐことは出来るのか。世界的に高い評価を受けるゲームデザイナー小島秀夫さんの新作のノベライズ。特殊設定満載のポストアポカリプスSFなのでゲーム未体験の立場では読み進めるのにやや難儀したが、ゲームとしてのユニークさに加えて現代社会の精神を恐るべき精度で描くセンスに脱帽。【壁ではなくて、海を渡るための橋を造らなければならない】2021/12/10
ao
11
メタルギアの小島監督が手がける同名ゲームのノベライズ。死の世界が座礁してくる現象「デスストランディング」によって分断されたアメリカをつなぎ直すため、伝説の運び屋サムが旅立つ。/ゲームのノベライズ本という普段あまり読まないタイプの本だけれど、設定や世界観に惹かれて手に取る。ゲームは未プレイなので純粋にSF作品のつもりで読んでいるけれど十分面白い。ただ、(未プレイでも分かるくらいに)ゲームのストーリーをほぼそのままなぞっているようなので、ストーリー進行や各キャラクターの掘り下げはだいぶテンポが早い。下巻へ。2019/12/12
アーサー・エリス
9
「死の座礁」と呼ばれる大災害により人類が地球上における覇権を失った世界。「伝説の配達人」サム・ブリッジスは、滅びたアメリカの再建を目指す組織「ブリッジス」からアメリカの再建を懸けた配達任務を託された。アメリカ再建に否定的なサムだったが、ブリッジスは彼に、旅路の果てにサムの妹・アメリが囚われていることを告げる。原作ゲーム未見未プレイ。ハリウッド映画を思わせる序盤の怒涛の展開、及び類例のない独特な世界観をベースに繰り広げられる、つながりを否定しながらも否応なくサムが様々な人物と繋がり、(続)2022/06/30
HANA
7
ゲームはやったことないけれど。設定を理解するのに随分かかった。ただ世界観はなかなか面白いので話として純粋に楽しめると思う。配達人が主人公っていうのは良い。2020/02/28