新潮文庫
レアリア〈2〉仮面の皇子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101800424
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

開戦へ進む帝都。失意のミレディアはアリルと束の間の結婚生活を過ごす。明かされる少女の罪と、少年の仮面の下に隠された真実!

孤独な二人が家族となり、世界は少し、変り始める。休戦延長なし――。魔女家名代として宰相会議に臨んだミレディアは、破滅に突き進む帝国の選択に心を痛めつつも、「家族」となったアリルのために為すべきことを考えていた。一方、アリルはもう一人の皇帝候補ラムザとデュアメル学院に通い、帝位継承者として起つ決意を固める。……明かされる少女の罪、そして少年の仮面の下に隠された驚くべき真実。世界の深淵を見据える第2巻。

内容説明

休戦延長なし―。魔女家名代として宰相会議に臨んだミレディアは、破滅に突き進む帝国の選択に心を痛めつつも、「家族」となったアリルのために為すべきことを考えていた。一方、アリルはもう一人の皇帝候補ラムザとデュアメル学院に通い、帝位継承者として起つ決意を固める。…明かされる少女の罪、そして少年の仮面の下に隠された驚くべき真実。世界の深淵を見据える第2巻。

著者等紹介

雪乃紗衣[ユキノサイ]
茨城県生れ。2002(平成14)年、『彩雲国綺譚』で第1回ビーンズ小説賞の読者賞と奨励賞を受賞。翌年、これを改稿した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さこぽん

51
交際0日で結婚!(どっかで聞いたな) 私には無理だ。 ぎこちないけど互いに歩み寄り、二人の距離が縮まっていくところが微笑ましい。 現在?過去?誰のこと? 相変わらず読みづらいんだけど、アイゼン皇子脱獄の幇助の真相など、明かされた部分もあり、ちょっとすっきり。 ミレディアの印象が前巻と違うと私は感じたし、表紙のミレディアには違和感ありありだ。 2015/09/27

インド

48
ー仮面の皇子と魔女が出会い、世界は少し変わるー小さな魔女と衰退する帝国の物語セカンドシーズン。ミレディアより明かされる5年前の敵国皇子逃亡の真相。4年前の惨劇に繋がる彼女の罪。そして現代、ついに物語は大きな局面を迎える。ミレディアと皇子の日常は大人に制限されたものであるけれど、触れるか触れないかの距離感が微笑ましい(ノ´∀`*)。戦争のない平和な日常をいつまでも見たいと思う。しかし、なにやら不穏な空気、これはなにか起こりそう!次刊に期待!!2018/03/27

ぐっち

37
Ⅰで読み止めなくて良かった!いやⅡも、こじらせた表紙に引き、序盤だるかったけど、アリル皇子とミアの暮らしになってから、俄然良くなった!野生動物のようなアリルを餌付けするミア、ミアの話を聞きたがるアリル。学院の蔵書室、秋の日のピクニック、雨の日曜日、夜明け前の墓地。ラムザやアイゼンと違うタイプも挟みーのでショタ好きにはパラダイス、それ以外の人も覚醒しかねない素晴らしさ。幸せな日々は予感通りに終わるのか、これでⅢまで1年待ちとか無理すぎる。見渡す限りバッドエンドのフラグばかりの話ですが、大団円の大穴を信じて。2015/09/01

まぁち

31
シリーズ2作目。 1巻を読んでから大分たってるために登場人物の確認を何度もしたり、伏線らしきものを拾うのに必死だったりで、読むのにかなり時間がかかった。1巻からそうだったが終始陰鬱としていていて、誰も彼もが明るい未来がないようにしか思えず、途中で先を読みたくなくなる…特にレナートのところが…でもやっぱり気になるし、救われる未来もあるだろうと希望を持ってまたページを繰る。そして涙をこらえながらなんとか読了。「行かないで」「殺さないで」と私も言いたくなる。ミレディアの大切な人が誰もいなくなりませんように。2016/08/19

ダージリン

31
アリルのために帝都に残ることにしたミレディアですが、家族になろうと奮闘します。人として不器用以前のふたりなので、今だけの平穏な日常を通じて本当に真摯に少しずつ距離を縮めていきます。お互いに知られたくないものをかかえているので、色々もどかしいのですが、ふたりの変化が切なくもうれしいです。それを見守る大人たちの視線が優しい(特にレナート)。道化師の話が残っているのと、九か月の期限、アリルはどうなるの?心配です!2015/09/04

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