内容説明
学生のカンニングを見つけては退学に追いやることに異常な情熱を注ぐマングース助教授と完璧なカンニングで試験を攻略することに威信を賭けた学生。試験をめぐり繰り広げられる究極の対決を描く表題作。規則の間隙を徹底的に衝く呆れた地方公務員の生態「駱駝市役所の人びと」。家族総動員で金儲けに明け暮れる一家の過激な日常「木村家の人びと」。常識を覆す抱腹絶倒の３編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キーにゃん＠絶対ガラケー主義宣言
1
2003年6月15日
rapunzelin
1
試験のカンニングにすべてを賭ける学生の闘いを描いたハラハラの表題作他、小銭稼ぎに執念をもやす家族を描いた作品・木村家の人びとと、映画化された二作品を含む痛快短編集。笑ってサラリと読める。2013/06/30
ipusiron
1
1999/1/28読了2011/10/07
カステイラ
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化石のような本で共感しにくい。80年代90年代を生きた人ならあーこういう人もいたねぇと思えるかもしれないが、2010年代の今でこういうことをやると完全に人生棒に振ってしまう。昔はこういうことをやっても許されるような余裕（というか甘さ）があったのねと思うような一冊だった。2015/12/27
南註亭
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自分で使ったことは1度もなかったけれど、高校時代、カンニングの道具をいろいろと作ってクラスメイトに売ったことを思い出した（苦笑）。おかげで1週間くらいは学校のかえりに鎌倉駅前のそば屋でたぬきそばライスを食べられたっけ・・・。この作者、もう新作は書かないのだろうか。 あ、むふふ度は、☆☆☆☆★ 4.5です。2004/02/13
