内容説明
鑑定のミスから1億2000万もの人を殺してしまった元惑星鑑定士のセイタロ。彼が放浪の末にたどりついたのは、少女がコンピューターやロボットたちと暮す楽園のような惑星だった。しかし、この緑の惑星にも鑑定士が現われた。もし居住可能と認定されれば乱開発は必至だ。楽園を守れ!鑑定をごまかすための、惑星をかけたペテン作戦が始まった。本格書下ろし空想科学冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
30
私はこれ、学生時代に新潮文庫を購入して読みました。大学生協で注文したんだったかな? 小松左京氏の解説や、梶尾真治氏も大ファンという手塚治虫氏の表紙も良くて、色んな小道具や小ネタを入れ込みつつも、かなりハードウォーミングな作品になっていました。 解説にもありましたが、梶尾氏、ずっと熊本に住んでいて、地元で執筆されてきている、というのも良いのでしょう。 これ図書館とかにならあるのではないでしょうか?本そのものは絶版だったかと思います。 探せば古書もあるでしょうし、他社から文庫本も出ています。1988/11/26
Hachi_bee
3
@kajioshinji3223 さん大好き!夢があって罪がなくて、みんなが幸せ。カバーイラストが漫画の神様?こんな絵柄も描いていたのですね。解説は小松左京。豪華メンバーだ。2018/12/09
紫暗
2
たぶん読み始めから、おそらくはこうなるんだろうなぁとか、こういうことだろうなぁとか色々予想ができて、そしてその通りに話は進んでいくと思うのですが、それでいいと思わせる読んでいて気持ちのいい話でした。ここは変に意表を突かずにそうなるべきだよね、と一人うなずきながら読みました。勧善懲悪っぽいところも王道というか、面白いからこその展開。読んでいて安心な一冊でした。2015/06/15
たぬ
1
☆4
1977年から
0
1987年