内容説明
「猫の蚤とりになって暮らせ!」―藩校始まって以来の秀才、剣術の腕前も並み以上、それなのに主君の勘気に触れ、「猫の蚤とり」となって女客めあてに春を売る侍の、奇妙な運命を描く表題作。獄中で一世一代の枕絵に挑む絵師、浮気が露顕して女房に追い出された商家の婿養子、将軍家好物のかれいの煮付けの小骨を抜く侍…。愛すべき江戸の男たちをめぐる6つの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mkt
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★★★☆☆時代小説は藤沢センセイばかりだったので、違った感じで面白かった2018/07/06
うさぎ番長
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短編集でサクサクと読めて、江戸の風俗も散りばめられていて面白かったが、最後の話が後味が悪いせいで全体の読後感も悪く感じられてもったいなかった。 せっかくならスッキリした読後感で終わりたかった。2018/05/30
沼田のに
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映画の宣伝でよく目にする面白そうな題名なので図書館に予約したら以外にもすんなり借りることができてビックリ。本が古くて以外。30年も前の出版だった。映画を作った人はよくこの短編を見つけたもんだと感心してしまった。2018/05/19