内容説明
幼時に筋ジストロフィー症を発症、同じ病で兄二人を失うなど、苛酷な日々を乗り越えつつ、健常者顔負けの行動力で、数々の夢を成就させてきた山田富也。そんな彼に魅かれ、20年来の友情を育んできた、癌を患う寛仁親王、心臓疾患の沢地久枝。この3人が、限りある命、障害者福祉の実際など切実な話題に、ありのままの胸中を披瀝した。ハンディも宿命も甘受しつつ輝く人生を、存分に語った。
目次
1章 それぞれの転機(ありのまま舎に集う;障害者「自立」思想との出会い ほか)
2章 「ありのままに生きる」とは(運動を支えてきた思い;こんな病院にいられない ほか)
3章 死を間近に見てから(正直に、もっと正直に;死とどう立ち向かえるか ほか)
4章 みんな人間が好きなのだ(最期に臨むメンタルトレーニング;考え方が答えを出す ほか)